渡島大野駅の解体始まる

 【北斗】北海道新幹線新函館(仮称)駅周辺の工事進ちょくに伴い、JR渡島大野駅(北斗市市渡808)駅舎の解体作業が行われている。今月1日から作業が始まり、3日は、駅名板を撤去した。作業は今月中旬まで続き、内装の解体後、7日には重機を使用して駅舎を取り壊す予定。

 渡島大野駅は1902(明治35)年、本郷駅として開業し、42(昭和17)年に現駅名に改称。古くから、函館と道央を結ぶ物流や交通の拠点としてにぎわった。利用客の減少や貨物の取り扱い廃止などから、86年には駅員無配置となった。3代目となる木造平屋の現駅舎は88年に完成。新幹線工事に伴い、今年1月13日から、駅の西側に待合室としての仮駅舎が設置されている。

 駅名板撤去の様子を写真に収めていた近くに住む沢村雅弘さん(66)は「函館の高校に通っていた昭和30年代は、多くの人が駅からぞろぞろと降りてにぎわっていた。貨物列車を押す機関車が停車していた時代も懐かしい」と話していた。

 現駅舎の場所には、新駅の新幹線ホームが建設される予定。この日撤去した駅名板の活用は未定だが、当面、JR函館支社で保管される。(今井正一)

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