5月2日(月)~5月8日(日)


2日(月)

★浅利さんら「函館桜友の会」結成
約120年前、函館公園(青柳町)に初めて植えられたソメイヨシノの前で1日、有志による「函館桜友の会」の発会式が行われた。財団法人「日本さくらの会」の「桜守(さくらもり)」である浅利政俊さん(85、七飯町)が会長を務め、函館全域のサクラを見守り、花と人が心を交わす文化を後世に伝えようと団結した。

★新駅でレンタカー需要急増
大型連休に入り、3月26日の北海道新幹線開業に合わせて営業を始めた新函館北斗駅前のレンタカー店では、利用客が急増している。多い日で1日70件の予約が入っている店舗もあり、同駅から車を使って道内を周遊する需要の高さをうかがわせている。

3日(火)

★健康増進センター利用者、初の5万人台
函館市総合保健センター(五稜郭町23)4階にある健康増進センターの2015年度の利用者数は、延べ5万245人に上った。前年度比581人の増加で、初めて5万人台を記録した。自分のペースに合わせて気軽に体を動かせる点が人気で、継続利用者が増えていると考えられる。

★市電車体正面に棒二森屋ロゴ復活
棒二森屋(函館市若松町、丸山篤司店長)は5月から函館市電に車体広告を掲出した。アネックスにオープンしたスイーツ店などを宣伝するためで、車体のフロント面には棒二のロゴマークと「森屋」の文字が入った。かつての系統板広告を想起させ、懐かしさも感じるデザインとなった。

4日(水)

★江差いにしえ夢開道で晴れやか花嫁行列
「春の江差いにしえ夢開道」(実行委主催)が江差町で3日に始まり、北前船時代の町並みを再現したいにしえ街道で、恒例の花嫁行列が行われた。紋付きはかま姿の花婿と人力車に乗った花嫁が祝いの長持ち唄に合わせて進み、沿道から盛大な祝福を受けた。

★昨年度「市民の声」に535件
函館市が市民の意見を市政運営に反映させるため開設している「市民の声」に2015年度、前年度比14件増の535件が寄せられた。

5日(木)

★国際平和ポスターコンテストで鳴海さん優秀賞
世界中の子どもたちが平和を題材に描く「第28回国際平和ポスターコンテスト」(ライオンズ国際協会主催)の国際審査で、函館桔梗中学校2年の鳴海清花(きよか)さん(13)の作品が国際大賞に次ぐ優秀賞23点に選ばれた。

★元町・ベイエリア周遊号の利用倍増
3月に車体ラッピングを一新した、函館市西部地区を循環するバス「元町・ベイエリア周遊号」が好調だ。4月の利用客は北海道新幹線開業を追い風に、前年同月の2倍に増加した。

7日(土)

★バドミントン・佐々木翔がリオ五輪出場決定
バドミントンのナショナルメンバーで北斗市出身の佐々木翔選手(33)=トナミ運輸=が、リオデジャネイロ五輪(8月)で2大会連続となる男子シングルス出場権を獲得した。5日に世界バドミントン連盟が発表した世界ランキングの同種目で日本人トップの27位となり、出場切符を得た。

★松前城で初のプロジェクションマッピング
松前町の歴史などを松前城に投影するプロジェクションマッピングが6日、同城敷地内の「観涛台」で初めて披露された。地元民や観光客ら600人が訪れ、夜の荘厳な建築物と見事に合った美しい映像を楽しんだ。

8日(日)

★旧相馬邸、屋根瓦の掛け替え完了
函館市指定の伝統的建造物「旧相馬邸」(元町33、東出伸司館長)で2年前から行われていた屋根瓦の掛け替え工事が完了した。行政の補助を得るとともに、来館者などに広く寄付を募った結果、350人以上の協力で修復がかない、今月2日に寄付者への謝意を伝える立て看板を敷地内に設置した。

★中国定期路線相次ぎ運休
函館空港との国際定期航空路線を持つ中国の航空2社の路線が相次いで運航休止となる。中国国際航空の北京線は今月2日を最後に運航を停止。中国東方航空の杭州線は21日以降の夏ダイヤ期間(10月29日まで)の休止を決めた。







4月25日(月)~5月1日(日)


25日(月)

★函館のサクラ開花
函館地方気象台は24日、函館のサクラ(ソメイヨシノ)の開花を発表した。平年より6日、観測史上2番目に早かった昨年より3日遅かった。

★闘病漫画、全国で発売
運動神経に障害が出る難病「ギラン・バレー症候群」と闘病しながら漫画家として活動する函館市在住の田村紋子(あやこ)さん(36)のエッセー漫画「ふんばれ、がんばれ、ギランバレー!」(講談社)の単行本が22日、全国発売された。

26日(火)

★高田屋嘉兵衛の功績後世に
函館発展の基盤を築いた江戸後期の豪商高田屋嘉兵衛(1769~1827年)の偉業を顕彰する「箱館高田屋嘉兵衛顕彰会」の設立総会が25日、函館商工会議所で開かれ、今年8月1日に顕彰・追悼式典を開催するなどの事業計画を決めた。

★新幹線開業1カ月、効果実感これから
26日で北海道新幹線開業から1カ月を迎えた。新函館北斗駅の商業施設や1月にオープンした道の駅「みそぎの郷きこない」がにぎわいを見せている一方で、函館市内の飲食、宿泊施設の関係者はまだ開業効果を実感できないとする声が多く、大型連休以降の需要増に期待を寄せている。

27日(水)

★函館マラソン、ハーフの部に福士加代子選手が出場
6月26日に開かれる「2016函館マラソン」(実行委など主催)のハーフマラソンの部に、リオデジャネイロ五輪女子マラソン日本代表の福士加代子選手(34、ワコール)が出場することが決まった。福士選手をはじめとした招待選手は計19人、実業団選手なども加えた「エリートランナー」は、過去最多の150人を超す見込み。

28日(木)

★多彩なパンジーで観光客歓迎
函館市の「函館駅前花いっぱい事業」を担う桔梗造園(石川町、山本久明社長)は函館駅前広場の花壇造成作業を進めている。28日には、NPO法人「スプリングボードユニティ21」(折谷久美子理事長)のボランティアも参加。6月中旬までは約1万4000株の色とりどりのパンジーを主体とした花壇となり、函館を訪れる観光客を出迎える。

★各施設に観光案内所設置
函館市は29日からの春の大型連休に合わせて、市内に観光案内所を設置する。北海道新幹線開業に合わせた取り組みの継続で、JR函館駅、五稜郭タワー、金森赤レンガ倉庫に設置。五稜郭公園では箱館五稜郭祭実行委員会による「五稜郭おもてなし隊」が観光客を出迎える。

29日(金)

★フルマラソン終盤のエイド 夕張メロン用意
6月26日の「2016函館マラソン」(実行委など主催)で、ランナーが水分や食べ物を補給できるエイドステーションに、青果卸の中川青果(西桔梗町589、中川隆司社長)は、旬の夕張メロンを提供する。6月で創業100年を迎え、「100年分の地域への感謝」をお届けする。

30日(土)

★寒いけど観光熱く、GWスタート
海道新幹線開業後、初めての春の大型連休がスタートした29日、道南はあいにくの雨に見舞われた。新函館北斗、木古内の駅周辺は新幹線の到着とともに、観光客や帰省客らでにぎわいをみせ、松前町では恒例の松前さくらまつりが開幕。函館市内の各観光スポットも客足が増え始めたが、観光事業者、観光客ともに天候回復を待ち望む連休初日となった。

★新駅、空港ともに混雑
大型連休初日の29日、道南の玄関口となる新函館北斗駅や函館空港は、旅行客や帰省客で混雑した。北海道新幹線は多くの下り列車が満席となり、3月の開業日以来の高い乗車率となった。

5月1日(日)

★柏稜高、桜が丘通に「お休み処」
函大付属柏稜高校商業科の生徒が4月30日、同校に面したサクラの名所「桜が丘通」に「お休み処」を設け、花見客をもてなした。時折冷たい風が吹く中、生徒たちは温かいお茶やあめを配って全国の観光客と交流した。

★川道社長 遺体搬送の後方支援
今月中旬に発生した熊本地震を受けて、亀田葬儀社(函館市桔梗3)の川道一司社長(50)は、全国霊柩自動車協会(東京)が設置する災害対策中央本部(同)の一員として、被災地での緊急遺体搬送の支援業務に当たっている。







4月18日(月)~4月24日(日)


18日(月)

★北斗星保存、募金1000万円突破
北斗市民有志でつくる「『北斗の星に願いを』推進委員会」(澤田導俊代表)が、寝台特急「北斗星」の客車を北斗市内に保存する計画で、クラウドファンディング(ネット上で賛同者から資金を集める仕組み)で寄せられた金額が目標の1000万円を超えた。その後第2目標の1250万円に到達した。ファンの熱意を受け、開放型B寝台車が6月にも茂辺地地区に姿を現す。

★「みそぎの郷きこない」来場者10万人突破
北海道新幹線木古内駅の近くにある町観光交流センター、道の駅「みそぎの郷きこない」(本町338、浅利文博センター長)は17日、オープンから約3カ月のハイスピードで来場者数10万人を突破した。

19日(火)

★道南各地で強風被害
発達した低気圧の影響で、道南は17日夜から18日午前にかけて強風に見舞われ、函館市や七飯町などで建物の屋根がはがれたり、ビニールハウスの倒壊などの被害が相次いだほか、JRやフェリーなどの公共交通機関に運休や遅れが生じた。けが人はなかった。

★函館太洋倶楽部創設110周年
現存する野球のクラブチームとして国内最古の歴史を持つ、函館太洋(オーシャン)倶楽部」(辻見典之監督)が、今年で創設110周年の節目を迎える。記念大会の実施や少年野球との連係を図るなどし、道南の野球をさらに盛り上げる考えだ。

20日(水)

★新幹線に爆破予告 一時運転見合わせ
19日午後0時53分ごろ、JR北海道のコールセンター(札幌)に、同0時44分新函館北斗駅東京行き北海道新幹線「はやぶさ22号」(10両編成)に「爆破物を仕掛けた」と男の声で電話があった。はやぶさ22号は青函トンネルに入る直前で停車し、乗務員らが車内外を点検、約1時間後に安全確認が取れて同2時2分に運転を再開した。乗客乗員389人にけがはなかった。

★昨年度の児童館利用9984人増
函館市内にある児童館計27館の2015年度の利用者数(高校生まで、速報値)は、前年度比9984人増の延べ21万9384人だった。昨年4月から学童保育所が入居した亀田港や、同時期に指定管理者制度の導入を開始した美原、神山などの実績が全体を押し上げた。

21日(木)

★函本に初の女性白バイ隊員
道警函館方面本部函館機動警察隊白バイ小隊に、北斗市七重浜出身の月館由佳(よしか)巡査長(27)が1日付で着任した。女性の白バイ隊員が道警本部(札幌)以外に配属されるのは初めて。

★新規制基準は不合理、大間差し止め訴訟で函館市
函館市が国と電源開発を相手取り、大間原発(青森県大間町)の建設差し止めなどを求めた訴訟の第8回口頭弁論が20日、東京地裁(林俊之裁判長)で開かれた。原告の函館市側は、原子力規制委員会が定めた新規制基準に対して「国際基準に合致していない」などとして、不合理だと主張した。

22日(金)

★函館と弘前の絆「巴桜」の味生む
函館の農家が生産した酒造好適米「吟風」を使い、青森県弘前市の六花酒造が仕込んだ純米大吟醸原酒「巴桜(ともえざくら)」のお披露目会が21日、函館市湯川町の割烹旅館若松で開かれた。工藤寿樹、葛西憲之両市長をはじめとする関係者が出席。桜花舞う季節に誕生した両市の友好が生んだ新しい日本酒で祝杯を挙げた。

★田家に複合商業施設
大和ハウスグループの大和リース(大阪)は、函館市田家町16のガソリンスタンド跡地に複合商業施設を建設する。25日に着工、早ければ7月下旬にも開業し、サッポロドラッグストアー(札幌)など4つのテナントが入居する予定だ。周辺には他の大手薬局チェーンも店舗を構えており、同町がドラッグストアの激戦区になるのは必至の様相だ。

23日(土)

★西部地区で「バル街」
スペインの伝統的な飲食文化「バル」を函館市内の西部地区で展開する「函館西部地区バル街」(実行委主催)が22日、同地区で開かれた。友人や同僚のグループ客らが参加飲食店を巡り、料理や酒を楽しんだ。

★松前のソメイヨシノ開花
松前町は22日、松前城前にある標準木のソメイヨシノが開花したと発表した。日本列島を北上していた桜前線がついに北海道に上陸し、いよいよ花見観光シーズンに突入する。松前町のソメイヨシノの見ごろは25日から5月2日まで。

24日(日)

★ホテルテトラ、ビアガーデン始まる
ホテルテトラ(函館市梁川町17、三浦孝司社長)は23日、恒例の屋上ビアガーデンを開始した。初日は4組26人の予約が入り、ジンギスカン鍋を囲みながら冷えたビールを味わった。







4月12日(月)~4月17日(日)


12日(火)

★フットボールパークのクレーグラウンド、天然芝に改修へ
函館市は、函館フットボールパーク(FP、日吉町4)の旧日吉サッカー場側のクレーグラウンドを天然芝化する。函館インターチェンジ(IC)から函館空港ICまでを結ぶ函館新外環状道路の整備に伴う同グラウンドの移転工事と合わせて実施。天然芝化の改修は来年度から行う予定で、芝グラウンドの充実による全国規模の大会誘致促進や、良好なプレー環境の提供に期待が懸かる。

★函館山ライドに100人
函館山(334メートル)の山頂まで自転車で駆け上がる「函館山ライド」(函館サイクリング協会主催)が10日に開かれた。暖かな日差しに包まれた中、定員いっぱいの約100人が参加し、スポーツサイクリングを楽しんだ。

13日(水)

★木古内町長選で大森氏が無投票5選
任期満了に伴う木古内町長選が12日に告示され、現職の大森伊佐緒氏(62)=無所属=以外に立候補の届け出がなく、無投票での5選が決まった。当選5回は、渡島管内の現職首長の中で最多となる。

★JA新はこだて15年度販売額が初の300億円突破
JA新はこだて(畠山良一組合長)は12日、2015年度(15年2月〜16年1月)の農畜産物販売額が過去最高の306億円を記録したことを明らかにした。02年の広域合併後、初めて300億円の大台を突破。野菜の市場相場が高値で推移したことや酪農・畜産の好調が数字を押し上げた。

14日(木)

★新幹線乗車率は27%
JR北海道は13日、北海道新幹線(新函館北斗—新青森)の3月26日〜4月10日の利用実績を発表した。16日間の1日当たりの平均乗車人員は5700人で、乗車率は27%。輸送人員は、前年同期の在来線実績と比べて2・2倍に増加した。

★特殊詐欺相次ぐ
4月に入り、函館市内の高齢者宅の固定電話に、警察官を名乗る不審電話が相次いでいる。手口は、うその事件捜査協力を持ち掛けたり、現金の支払いがないと年金を停止するなど理不尽な内容で相手の不安につけ込み、金銭を要求するのが特徴。

15日(金)

★ガソリン平均価格、5カ月ぶり値上がり
国際的な原油価格の上昇を受け、函館市内ガソリンスタンド(GS)での小売価格が徐々に値上がりしている。市がまとめた今月の石油製品小売価格調査によると、レギュラーガソリンの平均価格は前月比6円上昇の1リットル116・68円と、5カ月ぶりに値上がりに転じた。

★マイナンバー通知カード、7400通受け渡しまだ
マイナンバー制度の運用開始から3カ月以上が経過した中、函館市で個人番号を知らせる通知カード入りの簡易書類の受け渡しが思うように進んでいない。郵便局の保管期間を過ぎるなどし、市に返送された約1万5200通のうち、まだ約7400通(3月末時点)が市民の手に渡っていない状態だ。

16日(土)

★ハイカラ號今季運行開始
函館市電の人気車両「箱館ハイカラ號(ごう)」の今季運行が15日、始まった。明治末に客車として製造された当時の姿を再現したレトロな車両は「ガタン、ゴトン」と走行音を響かせて、市民に観光シーズンの到来を告げている。

★函館山登山道が開通
2015年11月から冬期通行止めとなっていた函館山登山道(道道立待岬函館停車場線、3・6キロ)が15日午前11時に開通した。開門を心待ちにしていたドライバーがさっそうと走り、春の函館山を満喫した。

17日(日)

★函館けいりん開幕
本年度の函館けいりんが16日、市営函館競輪場(金堀町10)で開幕した。女子選手の気迫あふれる走りが魅力の「ガールズケイリン」も実施され、この日を待ちかねていた大勢のファンが、選手たちの熱のこもった力走に歓声を上げた。

★道南公共工事過去10年で最低
北海道建設業信用保証(札幌)がまとめた、前払い金保証実績に基づく2015年度の公共工事動向によると、道南の請負金額は前年度比22・5%減の673億1300万円で、過去10年で最低の水準となった。北海道新幹線関連による特需が終了したことに加え、国や道からの発注工事が激減。先行きも好転材料が少なく、業界では不安の声が上がっている。







4月4日(月)~4月10日(日)


4日(月)

★松前町長に石山氏再選
任期満了に伴う松前町長選は3日、投票が行われ、即日開票の結果、現職の石山英雄氏(60)=無所属=が、新人で元町政策財政課主幹の小野寺則之氏(48)=無所属=を破り、再選を果たした。石山氏は3402票を獲得、小野寺氏に約1200票の大差をつけた。

5日(火)

★大中山で車39台損壊
4日早朝、七飯町大中山1~2の道営団地の駐車場とその付近に停めていた車両の窓ガラスやタイヤなどが壊されているのが見つかった。少なくとも39台の被害が確認され、500メートル圏内の犯行現場と似た被害状況から、函館中央署は同一犯による器物損壊事件として捜査している。

6日(水)

★戸井西部総合センター完成
函館市戸井西部総合センター(小安町525)の開館記念式典が5日、同センターで開かれた。240人の収容が可能な集会ホール、研修室などを整備。貴重な考古資料の展示コーナーも設けた。災害時には避難所としての役割を担い、住民同士の交流や地域防災の新たな拠点となる。

7日(木)

★小中学校で入学式(7日)
道南の多くの公立小・中学校で6日、入学式が開かれた。函館では小学校46校で1698人、中学校26校で1817人が期待を胸に、新生活の第一歩を踏み出した。

★道新幹線が緊急停止
1日午後1時15分ごろ、青函トンネルを走行中だった新函館北斗発東京行きの北海道新幹線が緊急停止していたことが、6日までに分かった。落ちていた金属片がレールに触れて異常を感知し、赤信号に変わったのが主な原因とみられる。3月26日の開業後の北海道新幹線の緊急停止は初めて。

8日(土)

★函館開催のコンベンション大幅増
函館国際観光コンベンション協会は、本年度に市内で開かれる会議や各種大会などの予定をまとめた。前年度当初比で15件増の88件で、参加予定人数は同2万4877人増の5万5267人。区分別では全国規模の大会が同13件増の39件になった。函館アリーナの利用も順調で、北海道新幹線開業による話題性が開催増につながったとみられる。

★「不親切」函館ガイド本出版
函館市弁天町の出版社「新函館ライブラリ」社長の大西剛さん(56)がこのほど、「来たくなったら自分で探そう 超不親切 移住者による函館ガイド」を出版した。あえて載せる情報を減らした「案内しない町案内」と銘打ち、旅に出たくなるようなガイドに仕上げている。

9日(日)

★青函圏周遊博スタート
北海道新幹線開業を受けた函館、青森、弘前、八戸4市の青函圏観光都市会議が取り組むキャンペーン「青函圏周遊博~ぐっとくる旅青森・弘前・八戸・函館」が8日、始まった。同日、東京都内で記者発表会が開かれ、アンバサダーの俳優石原良純さんや工藤寿樹函館市長らが青函圏の魅力をPRした。
10日(月)

★ロープウェイ過去最多182万人
2015年度の函館市内主要観光施設の入込数がまとまった。函館山ロープウェイは増加する海外客を追い風に、過去最多となる182万876人を記録し、五稜郭タワーは下半期の利用者が伸び、5年ぶりに77万人台を回復した。








3月29日(月)~4月3日(日)


29日(火)

★北斗星の車両、北斗市に残す
北斗市民有志による任意団体「『北斗の星に願いを』推進委員会」(澤田導俊代表)は28日、昨年8月に廃止されたJR寝台特急「北斗星」(上野―札幌間)の車両を、市内茂辺地地区に誘致・保存する計画を正式発表した。市に新たな観光資源をつくる狙いで、旧茂辺地中学校グラウンドに設置する。資金調達の手法「購入型クラウドファンディング」を活用、同日に募集を始めた。

★元福島町長、佐藤被告に有罪判決
東京のIT関連会社「ブレーン」元松前支店長の男性から現金100万円を受け、同社の企業誘致の便宜を図ろうとしたとして事前収賄の罪に問われた、前福島町長、佐藤卓也被告(54)=福島町福島=の判決公判が28日、函館地裁であり、佐藤卓生裁判長は懲役1年6カ月、執行猶予5年、追徴金100万円(求刑・懲役1年6カ月、追徴金100万円)を言い渡した。

30日(水)

★石田君・橋野君(函水高)が「ジュニア・シッピング・ジャーナリスト賞」佳作に
函館水産高校(三ツ石茂之校長)3年の石田雅一君(18)と2年の橋野丞矢君(17)が、海運や船に関する新聞を制作する2015年度「ジュニア・シッピング・ジャーナリスト賞」(日本海事広報協会主催)の佳作に入賞した。昨年の戦後70年に合わせ、1945年7月14日に函館空襲で戦没した駆逐艦「橘」を通じ、平和を考えた活動が高く評価された。

★西安-函館、週3便運航
函館市は29日、中国の奥凱(オッケー)航空(本社・北京市)が西安と函館を結ぶ国際定期路線を、5月15日に開設すると発表した。毎週水、金、日曜日の3往復とし、国交省の認可後に正式決定する。中国内陸部との路線開設は道内初で、市は高まる訪日観光需要の取り込みと両国の活発な交流に期待している。

31日(木)

★福祉コミュニティエリア整備、善智寿会代表のグループに決定
函館市は30日、日吉町4丁目市営住宅団地跡地に計画する福祉コミュニティエリア整備のプロポーザル(提案型公募)の結果、事業者に代表法人の医療法人社団善智寿会(柏木町、飯田善樹理事長)と11社で構成するグループに決まったと発表した。

★起業家甲子園で未来大・函中部高チーム最高賞
全国から選抜された学生らがビジネスプランを競い合う「起業家甲子園」(総務省など主催)で、公立はこだて未来大学の学生や函館中部高校の生徒でつくる「Code for Hakodate(コード・フォー・ハコダテ)」が最高賞の総務大臣賞を受賞した。

1日(金)

★北斗おもてなし祭、6日間で15万6000人来場
北斗市は3月26~31日に、北海道新幹線新函館北斗駅西側で開いた開業記念イベント「北斗おもてなし祭」の来場者数(推計値)をまとめた。初日の4万人を筆頭に各日1万人を超え、6日間で計15万6000人が来場した。市総務部企画財政課は「平日のにぎわいは想定以上だった」としている。

★ジュニアロボットコンテスト、函館高専で開催
ロボットフェス・インはこだて市民の会(白石勝士会長)主催の「ジュニアロボットコンテスト2016」が3月29~31日、函館高専で開かれた。市内の小学生11人が参加。最終日の31日はそれぞれが製作したロボットのコンテストが行われ、出来栄えを競った。

2日(土)

★天津線開設1年、利用率9割超の高水準
函館と中国・天津を結ぶ天津航空の定期路線が3月31日、開設1周年を迎えた。利用率は90%以上を維持し、路線開設以降、ほぼ満席状態での運航が続いている。

★市社協、成年後見センター開設
認知症などで判断能力が不十分な人の権利、財産を守る成年後見制度の専門的な業務を担う「函館市成年後見センター」が1日、市社会福祉協議会(奥野秀雄会長)内に新設され、開所式が行われた。

3日(日)

★新幹線効果、沸く道南
3月26日の北海道新幹線開業から1週間、2度目の週末となった2日、新函館北斗駅や函館市の観光地では再び大勢の観光客の姿が見られた。市内の観光、商業施設の関係者は開業効果に一定程度の手応えをつかみながら、次のピークとされる大型連休の需要増にさらなる期待を寄せている。







3月21日(月)~3月28日(月)


21日(月)

★カシオペア運行終了、鉄道ファン見送り
北海道新幹線開業に伴い、運行を終える寝台特急「カシオペア」(上野−札幌)の上り最終列車が20日夜、JR函館駅に停車し、鉄道ファンら約150人がホームで見送った。

22日(火)

★白鳥が最後の雄姿
26日の北海道新幹線開業に伴い引退する特急「スーパー白鳥」「白鳥」(函館—新青森)が21日、ラストランを迎えた。JR函館駅では最後の雄姿を目に焼き付けようと鉄道ファンらが大勢詰め掛けたほか、木古内駅では見送りイベントが開かれた。

★悲惨な記憶語り継ぐ 函館大火82年
死者2166人を出す未曽有の大惨事となった函館大火から、21日で82年を迎えた。同日午前、市内大森町の函館大火慰霊堂で殉難者83回忌慰霊法要(函館市仏教会主催)が執り行われた。遺族や消防関係者ら計64人が参列。犠牲者の冥福を祈り、惨事を後世に伝えるとともに防火の心構えを改めた。

23日(水)

★「はまなす」惜しまれ廃止
JR全社で最後の急行、ブルートレイン、そして青函トンネルを通る最後の在来線旅客列車となった「はまなす」(青森−札幌)の下りが22日未明、函館駅に到着し、札幌へ向かった。函館駅の8番ホームは鉄道ファンや同列車の乗客合わせて約800人で混雑し、けん引する機関車の交換作業を目に焼き付け、別れを惜しんだ。

★冨士冷菓のアイスが最高金賞を受賞
函館市大森町のアイスクリーム専門店、冨士冷菓(金子陽子社長)の「獺祭(だっさい)酒粕あいす」が、アジア最大級の国際食品展示会「FOODEX JAPAN 2016」(千葉市、8〜11日)で行われた「ご当地アイスクリームグランプリ」で最高金賞を受賞した。

24日(木)

★元町循環バス デザイン一新
函館バスは開業に合わせ、元町・ベイエリア周遊号で使用する車両のデザインを一新。函館山、五稜郭タワー、金森赤レンガ倉庫群など市内の観光名所をあしらい、「函館観光の楽しさ、わくわく感を表現した」(同社)。

★全国学校図工美術写真公募展で田中君が文科大臣賞
函館椴法華小学校2年の田中希旺(きお)君(8)が、「第7回全国学校図工美術写真公募展」の小学生の部で、最高賞の文部科学大臣賞に輝いた。田中君は「一番いい賞と聞いてびっくりした。うれしい」と受賞を喜んでいる。

25日(金)

★花の駅長 お疲れさまでした
北海道新幹線開業に伴い、江差線五稜郭—木古内間はJR北海道から第三セクター「道南いさりび鉄道」に引き継がれる。同線の木古内町にある泉沢駅で長年、「花の駅長」として愛されてきた山本金次郎さん(90)も引退となり、「65年、良い鉄道人生だったよ」と語り、感慨深い表情を見せている。

26日(土)

★前夜祭、赤レンガにH5系登場
道は25日、函館市末広町の金森赤レンガ倉庫で「北海道新幹線開業前夜祭」を開いた。プロジェクションマッピングや音楽ライブ、花火打ち上げなど多彩な催しを繰り広げ、ひと足早く新幹線時代の幕開けを祝った。

★鉄山町に巨大庭園計画
国際的な庭園デザイナー石原和幸さん(58)=石原和幸デザイン研究所代表=は25日、函館市鉄山町45のゴルフ場跡地を利用して、33ヘクタールの巨大庭園「チェルシーフラワーガーデン」を整備する計画を明らかにした。6月には「チェルシーフラワーホテル函館」(全61室)がオープン予定で、ホテルと庭園の一体的な運営を行う。
27日(日)

★北海道新幹線開業
北海道新幹線新函館北斗−新青森間(149キロ)が26日、開業した。新函館北斗駅の開業式典は、石井啓一国交相や高橋はるみ知事、JR北海道の島田修社長ら約100人が出席して行われた。

★いさりび鉄道も発進
北海道新幹線開業に伴い、江差線五稜郭—木古内間37・8キロはJR北海道から第三セクター「道南いさりび鉄道」(函館、小上一郎社長)に経営が引き継がれた。沿線住民の生活の足を守るとともに、北海道と本州を結ぶ物流の大動脈でもある重要な路線。道南の鉄路新時代の幕が開けた。
28日(月)

★木古内の道の駅来場者7万人達成
北海道新幹線木古内駅近くにある町観光交流センター、道の駅「みそぎの郷きこない」(浅利文博センター長)の来場者が27日、7万人を達成した。この日の午後1時半ごろ、大森伊佐緒町長や同施設運営法人の北島孝雄理事長、浅利センター長らが歓迎する中、7万人目が来館。館内アナウンスが節目の来場者達成を告げると、拍手が起こった。







3月14日(月)~3月19日(土)


14日(月)

★新幹線開業を書道パフォーマンスでお祝い
北海道新幹線開業日の26日に、JR函館駅前特設会場で市立函館、函館中部、函館西の各高校書道部員が書道パフォーマンスを披露する。3校の合同練習が13日、市函高で行われ、約4分半の演奏曲に合わせて揮毫(きごう)する文字の大きさや配置、ペース配分を確認。歴史に残る記念日にふさわしい最高のステージとなるよう、部員たちは気持ちを高めている。

★大川中が68年の歴史に幕
3月末で68年の歴史に幕を閉じる函館大川中学校(工藤勉校長、生徒181人)で13日、閉校式が行われた。在校生や歴代職員、同窓生ら約500人が出席し、慣れ親しんだ母校との別れを惜しんだ。同校は4月から桐花、五稜の両中学校と統合し、五稜郭中学校として新たなスタートを切る。

15日(火)

★大農高×農楽蔵 コラボワイン完成
26日の北海道新幹線開業を記念し、大野農業高校(丸山博正校長)の生徒が育てたブドウを100%使ったスパークリングワイン「ONORA(おおのら)」が完成した。函館市元町のワイナリー「農楽蔵(のらくら)」が製造。ラベルは生徒自ら考案したデザインを採用しており、同校は「まちの活性化につながれば」と開業を心待ちにしている。

★全街路灯 LED化へ
函館市内の各町会で、消費電力の少ない発光ダイオード(LED)を使った街路灯への切り替えが進んでいる。今後、新年度の設置予定数と同じ程度で実績が推移した場合、早くて5年後に全てがLED化する見通しとなった。市が設置費用を補助しており、環境への配慮と電気料金の負担軽減効果に大きな期待が懸かる。

16日(水)

★JR函館駅商業ゾーン新装開店
26日の北海道新幹線開業を見据え、北海道キヨスク(札幌)が改装工事を進めていたJR函館駅の商業ゾーンが15日、新装オープンした。売り場には道南の特産品や駅限定商品などがずらりと並び、早速、土産品を買い求める旅行客らで混雑した。

★水銀体温計など730点回収
函館市が2月に実施した水銀体温計などの回収事業で、対象製品730点が集まった。水銀の換算量は約6キロ分と、昨年同様の回収事業を実施した旭川市の回収量を上回った。

17日(木)

★公立高で合格発表
道内公立高校2016年度入試の合格発表が16日、一斉に行われた。努力を実らせた受験生は、笑顔で家族や仲間と喜びを分かち合った。函館中部高校(千原治校長)は正面玄関前に掲示板を運び込み、全日制240人、定時制17人の合格を発表。集まった受験生は歓声を上げ、スマートフォンで写真を撮ったり、家族に連絡したりしていた。

★素人そば打ち名人、松本さん全国大会へ
長万部町で12日に開かれた全日本素人そば打ち名人大会(福井そばルネッサンス推進実行委主催)の道予選(道南大会)で、「手打ちそばぐる~ぷ函館白花」(齊藤誠会長)の事務局長を務める松本文男さん(50)が、11月20日に福井市で開かれる本大会に出場を決めた。道南からの出場は初めてで、2度目の挑戦を実らせた松本さんは「全力で挑みたい」と一層の精進を誓っている。

18日(金)

★6月のフルマラソン、わずか3日で定員に
6月26日に北海道新幹線開業イベントとして開かれる「2016函館マラソン」(実行委など主催)のフルマラソンの部が17日、申し込み開始3日と11時間で定員の4000人に達した。新幹線で移動時間が短縮される首都圏を中心に、全47都道府県在住のランナーから応募が寄せられた。

★鹿部に道の駅誕生
道の駅「しかべ間歇泉(かんけつせん)公園」(鹿部18)が18日、オープンした。北海道新幹線開業を目前に盛り上がる道南に、新たな観光スポットが仲間入りした。渡島、桧山管内で14カ所目となる同駅は『鹿部の食文化を学び、味わえる「体験型施設」』として、これまでの間歇泉公園に加え、特産品を集めた物産館棟や、50人対応の体験・研修棟を設置。また温泉を利用した「蒸し釜&ゆで釜」を活用し、客が自分たちで蒸し料理を楽しめる体験要素を取り入れた。

19日(土)

★北斗市観光交流センター開業
26日の北海道新幹線開業を前に、新函館北斗駅に併設された「北斗市観光交流センター」が19日、開業した。約40人が出席し、市と市観光協会(佐々木博史会長)主催のセレモニーが現地で開かれ、本道の新たな玄関口となる駅の目玉施設オープンを祝った。初日から多くの人が足を運び、新幹線時代の幕開けを実感した。








3月8日(火)~3月13日(日)


8日(火)

★函教大で前期合格発表
道教育大函館校で7日、2016年度2次試験前期日程の合格発表が行われ、国際地域学科の地域協働専攻と地域教育専攻合わせて168人が喜びの春を迎えた。

★テクノパーク「アサヒ」が新工場建設へ
函館市と産業、医療機器用の制御システム設計開発を手掛ける「アサヒ」(本社・東京都江東区、宮野学社長)は7日、市内桔梗町の工業用分譲地「函館テクノパーク」の貸付契約を締結した。同社は北東北・北海道エリアの営業、製造拠点として新工場を建設。7月の完成を予定している。

9日(水)

★駒ケ岳に会員制リゾート
全国で福祉介護サービスなどを展開する「ロングライフホールディング」(大阪市、遠藤正一社長)が森町駒ケ岳に会員制リゾート施設「ヒルズテラス函館」の開発を進めていることが8日、分かった。北海道新幹線開業を契機の一つとし、今秋のオープンを予定している。

★HAC7月に函館―旭川チャーター便
北海道エアシステム(HAC)は7月23~25日、函館―旭川間でチャーター便を運航する。北海道新幹線開業で観光客の増加が見込まれることから、陸路と空路を組み合わせた旅行商品の貸し切り便として1日1往復する。

10日(木)

★開業3駅、26日に式典
JR北海道は9日、北海道新幹線開業日の26日に新函館北斗、木古内、奥津軽いまべつの3駅で開業式典や出発式を行うと発表した。当日はテープカットやくす玉割りなどを行い、長年の悲願だった新たな動脈の誕生を盛大に祝う。

★青函連絡船の航跡を次代に
青函連絡船の元船長で、函館市柏木町の山田友二さん(91)と七飯町緑町の北畠大陸さん(76)は、自ら撮影、編集した連絡船の軌跡を伝えるDVD「海峡が見た夢」を市内の中学校に寄贈する。映像には市青函連絡船記念館摩周丸の賛歌「心の宝物」「Dreaming~私の摩周丸」を挿入しており、2人は「孫の世代に北海道と本州を結ぶ大動脈として活躍した連絡船を伝えたい」と話している。

11日(金)

★震災5年 函館市対応着々
東日本大震災から11日で5年。津波による甚大な被害を受けた函館市は、防災行政無線や避難路などの整備に着手したほか、津波避難計画、津波ハザードマップの作成を進め、ハード・ソフト両面での津波対策に取り組んでいる。

★函高専と弘前大協定
函館高専は弘前大学理工学研究科と学術交流協定を結び、10日、同高専で、協定締結式が行われた。同高専にとって道外の大学と協定を結んだのは初めて。共同研究などを進めるとともに、26日の北海道新幹線の開業を契機に、学生、教員同士の交流促進も期待している。

12日(土)

★震災5年、祈りの一日
あの日を忘れない―。2011年3月11日に発生した東日本大震災は、11日で丸5年を迎えた。津波の被害に遭った函館市内でも、震災を風化させまいとさまざまな取り組みが行われ、市民らが犠牲者の冥福を祈って静かに手を合わせ、自然災害への備えをあらためて確認した。

★雨でも快適に函館観光を
市や函館商工会議所などでつくる北海道新幹線新函館開業対策推進機構は、開業日の26日から傘の無料レンタルサービスを始める。新幹線開業で増加する観光客へのおもてなし向上を図るのが狙いだ。

13日(日)

★新函館北斗駅・北斗市観光交流センターがプレオープン
北海道新幹線の26日開業に先駆け、新函館北斗駅併設の「北斗市観光交流センター」が12日、プレオープンした。アンテナショップ「ほっとマルシェおがーる」(渡辺正憲店長)など新施設をひと目見ようと、多くの地元客が訪れ、にぎわいを見せた。
★赤松街道でこも外し体験会
赤松街道として親しまれている七飯町鳴川地区の国道5号沿いで12日、春の訪れを告げる風物詩「こも外し体験会」が開かれた。近年では最高となる約110人の町民らが参加し、冬装束を解く作業に精を出した。







2月29日(月)~3月5日(土)


29日(月)

★五稜郭、3月中に石垣修復完了
特別史跡・五稜郭跡で崩落した石垣の修復復旧工事作業が、3月中に終了する見通しとなった。2月25日、有識者でつくる「特別史跡五稜郭跡保存整備委員会」(近藤公夫座長)の委員による現場指導が行われ、工事の進捗状況などを確認。市教委は新年度以降、郭内一の橋広場向かいの石垣と南部の排水溝の修復に乗り出す考えを示した。

★グリーン車サービス全廃、車内販売列車は拡大
JR北海道は3月26日のダイヤ改正と同時に、函館―札幌間の特急「スーパー北斗」「北斗」で行っている車内サービスを見直す。ドリンク提供などグリーン車で行っていた各種サービスを廃止する一方、車内販売の実施列車を拡大。夕張メロンのゼリーなど、北海道らしさを感じさせる新商品の取り扱いを始める。

1日(火)

★道南地区5NOSAI合併
道南地区の5つのNOSAI(農業共済組合)=道南、石狩、後志、いぶり、日高=は1日、来年3月1日の合併に向けた予備契約を締結する。経費節減や事務の効率化を狙いに、新組合「みなみ北海道農業共済組合(NOSAIみなみ)」を発足。本所は苫小牧市に置き、現在の道南NOSAI(本所・北斗市)は支所となる。

★市立はこだて幼稚園廃園検討
函館市教委は2月29日、入園者の減少が著しい市立はこだて幼稚園(千歳町15)を2019年3月末で廃園とする考えを明らかにした。本年度施行の子ども・子育て支援新制度に移行した私立と比較し、安価だった保育料の差がなくなったことや、保育所の機能を併せ持つ認定子ども園の増加などにより、幼稚園のみの同園の運営意義が希薄化していると判断。

2日(水)

★道南各高で卒業式 思い出の学びやに別れ
渡島・桧山管内の公立高校と函館市内の一部私立高校で1日、卒業式が行われた。卒業生は晴れやかな表情で卒業証書を受け取り、思い出の詰まった学びやに別れを告げた。

★函館競輪の累積赤字 17年度に解消へ
函館市競輪運営協議会(今井敏博会長)が1日、函館競輪場(金堀町)で開かれた。本年度の自転車競争(競輪)事業特別会計で約2億7000万円の単年度黒字となることと、累積赤字額が2017年度をめどに解消できる見通しとなったことが示された。

3日(木)

★元町循環バス、開業日に無料運行
函館バス(森健二社長)は北海道新幹線が開業する26日、西部地区の観光スポットを循環するバス「元町・ベイエリア周遊号」を無料運行する。当日に新幹線で多数訪れる旅行客の利便性と回遊性を高め、観光の足として活用してもらう。


4日(金)

★春目指し2240人挑む、公立高一般入試
2016年度公立高校一般入試が3日、全道で一斉に始まった。道南でも、渡島管内の全日制1953人と定時制36人、桧山管内の全日制251人の計2240人(本紙調べ)が、合格を目指して学力検査や面接に挑んだ。

★駅前再開発、新年度早期に再公募へ
JR函館駅前の市有地を活用した再開発事業に関し、工藤寿樹市長は3日の市議会第1回定例会代表質問で、2016年度早期にプロポーザル(提案型公募)を再度実施する考えを示した。市は年度早々に募集要項をまとめ、夏ごろまでに事業者を選定、9月以降の施設建設着手を目指す。

★開業記念で市電一部無料
函館市企業局交通部は北海道新幹線の開業を記念して、26、27の両日、一部の電車を無料運行する。H5系カラーの超低床電車「らっくる号」(9602号車)など2両を利用し、両日各12往復が対象。人気の復元チンチン電車「箱館ハイカラ號」なども特別運行し、函館を訪れる観光客を歓迎する。

5日(土)

★山川牧場新店舗オープン
山川牧場自然牛乳(山川明社長)が建設した「山川牧場ミルクプラント」(七飯町大沼町628)が5日、オープンした。大沼の新たな観光スポットを楽しもうと開店前から多くの客が列をつくり、大勢の人でにぎわった。







2月22日(月)~2月28日(日)


22日(月)

★知内カキ・ニラまつりに9000人
知内町の2大特産品カキとニラを堪能できる人気イベント「2016年しりうち味な合戦冬の陣 カキVSニラまつり」(実行委主催)が21日、町内の2会場で開かれた。町内外から約9000人が訪れ、新鮮な農水産物を使った数々の料理に舌鼓を打った。

23日(火)

★時刻表に新幹線
交通新聞社(東京)などが発行する3月号の時刻表の販売が22日、函館市内の書店などで始まった。北海道新幹線のダイヤが初めて登場する時刻表は記念に買い求める多数の客が見込まれることから、一部の店舗では通常より多めに仕入れるなど需要にそなえている。

24日(水)

★一足早く春つかむ 私立高8校合格発表
函館市内の私立高校全8校で23日、2016年度入試の合格発表が一斉に行われ、一足早く春を迎えた受験生が喜びに沸いた。

25日(木)

★市長のタウントーキング 故・富岡さんの研究成果図書館に
市民団体と工藤寿樹市長がまちづくりについて意見を交わす「市長のタウントーキング」が24日、市役所で開かれた。函館産業遺産研究会(2011年解散)の会長として活動し、函館山要塞(ようさい)をはじめ、函館の近代産業の歴史的資料の収集、研究を進めた故・富岡由夫さんの残した資料が、市中央図書館に寄贈されることになった。


26日(金)

★開業まであと1カ月、イベント準備大詰め
北海道新幹線開業まであと1カ月となり、3月26日に函館市内で開かれる各種記念イベントの準備が大詰めを迎えている。市や函館商工会議所などでつくる北海道新幹線新函館開業対策推進機構は25日、催事を開く関係者を集めた合同会議を開き、情報共有や意見交換した。

★ふっくりんこ2年連続「特A」
日本穀物検定協会(東京)が25日公表した2015年産コメの食味ランキングで、道南ブランド米「ふっくりんこ」が2年連続の「特A」を獲得した。14年産は参考品種で獲得しており〝本エントリー〟での最高評価を受け、産地の喜びもひとしおだ。

27日(土)

★一番列車夢かなう
3月26日に開業する北海道新幹線の開業日の指定席特急券が26日午前10時、全国のみどりの窓口などで一斉に発売された。記念すべき切符を手に入れようと、JR函館駅をはじめ道南の駅窓口には徹夜組も含め、多くの人が発売開始を前に並んだ。最も人気の高い一番列車は、新函館北斗発の上り(はやぶさ10号)が約25秒、東京発の下り(はやぶさ1号)が約30秒で完売した。

★長~い太巻き作って開業祝福
北海道新幹線開業まで1カ月となった26日、北斗谷川小学校(高橋徹校長)の全校児童139人が、開業を祝ってロング太巻き作りに挑戦した。前回2012年9月の記録45・6メートルを上回る50・75メートルに成功、4年前にかなわなかった50メートル超えを果たし、校内は歓喜に包まれた。
28日(日)

★北桧山中2年森さん銀賞
せたな町の北桧山中学校2年生、森千尋さん(13)が、13日に東京都の杉並公会堂で開かれた「第7回全日本ジュニア・ピアノコンクール」(日本ピアノ研究会主催)のA課程で、2位に当たる銀賞を受賞した。

★メッセージカードでH5系描く
北海道新幹線開業に向け、函館や東北地方の魅力を発信するイベント「くるぞ!夢の新幹線!!」(函館法人会青年部会主催)が27日、五稜郭タワーアトリウムで開かれた。函館の見どころ紹介や新幹線への思いをつづった、市内48小学校の6年生1967人からのメッセージカードをつなぎ合わせて巨大ボードを作成し、機運を高めた。








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