2012年12月6日 (木) 掲載

◎「友好の輝く」クリスマスツリー 七飯町役場で点灯

 【七飯】町役場庁舎(本町6)前のアカエゾマツに電飾が施され、控えめにきらめくクリスマスツリーが来庁者の目を楽しませている。

 高さ2メートルほどのツリーは、2007年4月に米国マサチューセッツ州コンコード町との姉妹都市提携10周年を記念して植樹されたもので、「木を見るたびに両町の結び付きを思い出すように」との願いが込められた「友好の印」だ。

 町は例年、庁舎玄関前などにクリスマスイルミネーションの電飾を施していたが、今冬は従来以上に節電を図るため、ツリーのみに飾りつけを行った。ツリーを彩るイルミネーションは庁舎屋上に設置された風力発電機で得られる電力で賄う。

 点灯は25日まで。毎日午後4時15分〜同9時。(森裕次郎)



◎「救済に協力を」曹洞宗の青年僧侶ら托鉢

 曹洞宗北海道第一宗務所第一教区の若手僧侶による歳末助け合い托鉢(たくはつ)が5日、函館駅前周辺地域で行われた。厳しい寒さの中、僧侶らは恵まれない人たちを救済するために道行く市民らに協力を呼びかけた。

 この日は函館市若松町の高龍寺音羽ホールに、曹洞宗の青年会である道心会(石田瑞紀会長)に所属する函館、七飯、北斗、木古内、松前などの45歳以下の僧侶22人が集まった。僧侶は素足にわらじを履き笠をかぶって托鉢に出発。お経を唱え、鈴を鳴らしながら函館朝市を通り、JR函館駅前を経由し松風町の電停付近まで回った。

 平日の午後とあって人通りは少なかったが、托鉢の姿を見て手を合わせる人の姿も多く見られた。

 道心会の宮下修文副会長は「毎年、この托鉢を行うことで身が引き締まる思いがする。みなさまからいただいたお金は、各自治体の社会福祉協議会に募金し、苦しんでいる人たちや恵まれない人たちのために有効に利用してもらいたい」と話していた。(小川俊之)



◎道内初のショッピングセンターで期日前投票

 衆院選の期日前投票が5日、各自治体庁舎などで始まった。道8区(渡島・桧山管内)では39カ所に設置され、投票日前日の15日まで受け付ける。

 函館市では投票率アップを目指し、商業施設では全道初となるポールスターショッピングセンター(港町1)に期日前投票所を設置。受け付け開始の午前10時から断続的に買い物客が訪れ、思いを託した一票を投じた。

 一番乗りした市内本通の主婦、成田陵子さん(62)は「気軽に投票できた。気分的に堅苦しくなくていい」と話した。市選管は同所で5000人の投票を見込んでおり、「投票率の上昇と利便性向上を図りたい」としている。

 期日前投票は、投票日に仕事や旅行で投票所に行けない人が対象。函館市選管によると、市内で初日に期日前投票を済ませたのは小選挙区、比例区ともに721人で、2009年8月の前回衆院選初日から255人増加した。また市外や洋上などにいる有権者が対象の不在者投票はなかった。(千葉卓陽)


◎40周年の節目祝う 国際ソロプチミスト函館記念式典

 仕事を持つ女性でつくる奉仕団体「国際ソロプチミスト函館」の認証40周年記念式典が5日、函館国際ホテルで開かれた。約60人が出席し、節目を祝うとともに、活動のさらなる前進を誓った。

 同団体は福祉施設を訪問するなど幅広く奉仕活動を行い、現在の会員は37人。

 式典で河村めぐみ会長は「先輩方が築いてきた40年の歴史と伝統にあらためて深く感謝するとともに、地域社会に貢献できるよう会員一同、力を尽すことを誓う」とあいさつ。その後、来賓の工藤寿樹市長らが祝辞を述べ、国際ソロプチミストアメリカ日本北リジョンガバナー・遠藤妙子さんから河村会長に記念の盾が贈られた。

 式典後は、毎年恒例のクリスマスチャリティーパーティーが開かれ、約400人が参加。益金はウガンダの女性の自立支援活動、知的障害のある人のスポーツ支援活動などに役立てられる。(平尾美陽子)