2013年12月11日 (水) 掲載

◎函館山展望台、イルミネーション輝く

 函館山ロープウェイ(元町19)の山頂展望台にきらびやかなイルミネーションが登場し、観光客らの目を楽しませている。眼下に広がる夜景に引けを取らない幻想的な光が、クリスマスムードを演出している。来年2月28日まで。

 はこだてクリスマスファンタジー(12月1〜25日)、はこだてイルミネーション(12月1日〜来年2月28日)、はこだて「光の小径(こみち)」(来年2月上旬)など冬のイベントに合わせて毎年実施。

 凍結の恐れがあるため閉鎖中の屋外展望スペースに、今回は北海道の自然をテーマにシカやクマ、サケ、川などを電飾で表現した。

 写真を撮る外国人観光客も多く、同社の営業担当者は「人気なので、展示は毎年グレードアップさせています」。点灯は午後4時〜同9時。ロープウエーの営業は午前10時〜午後9時。(山崎大和)



◎女性にうれしい生活情報満載、サイト「HAKO—LIFE」開設

 函館市は、20〜50代の働く女性や子育て中の女性をターゲットにした生活情報サイト「HAKO—LIFE」(ハコライフ)を開設した。女性向けの商店街、小規模店舗の情報やプレゼント、体験モニター募集などを充実させており、各種特典が得られる無料会員を募集している。

 緊急雇用創出事業の一環で、単体での情報発信が難しい小規模店舗や商店街が使いやすいサイトを作ろうと、本年度補正予算で1134万円を計上。運営業者をプロポーザル(提案型)方式で募集し、イベント企画などを手掛けるガイアクリエーション(宇賀浦町、大井清二社長)に決まった。

 サイトではグルメやファッション、暮らしなど6つのカテゴリーを用意し、現在218件の商業者情報を公開。無料会員に登録することで、掲載店舗からのプレゼントや、飲食店のモニターなどが体験できる。

 今後掲載店やプレゼントの件数を充実させ、来年3月までは無料で広告を掲載する。今後モバイルサイトも開設する考えで、大井社長(51)は「生活全般の情報を網羅して、中身を充実させていきたい」と話している。

 アドレスはhttp://www.hakolife.com(千葉卓陽)



◎函商高と台湾の中学校交流

 台湾の桃園高級中学校(林煥周校長)の1、2年生35人が10日、海外研修で函館商業高校(難波繁之校長、生徒587人)を訪れた。両校の生徒はダンスや歌、書道のパフォーマンスを披露し合ったり、英語で会話するなどして親交を深めた。

 高級中学校は日本の高校に相当する教育機関。桃園高級中は生徒全員が大学に進学し、うち6割は難関大学に合格する台湾屈指の進学校という。函商は海外の学校からの研修を受け入れた実績があることから、今回の訪問が実現した。

 歓迎式では函商の全校生徒が体育館に集まり、桃園高級中の生徒を大きな拍手で迎えた。難波校長は「台湾と日本は農業や観光、企業間連携など深い絆で結ばれている。交流会の実施はとても光栄」とあいさつ。林校長も「訪問できてうれしい。機会があれば我々の学校にも来てほしい」と述べた。

 台湾の生徒に喜んでもらおうと函商吹奏楽部は人気歌手「きゃりーぱみゅぱみゅ」の曲を演奏。書道部も巨大な文字で「お会いできてとてもうれしい」と書き上げ、歓迎ムードを盛り上げた。桃園高級中はお返しにダンスや歌を披露。「涙そうそう」の合唱が始まると、函商の生徒も一緒に口ずさみ、会場は温かい雰囲気に包まれた。

 その後、桃園高級中の生徒は茶道や珠算を体験。函商珠算部の生徒が披露した「フラッシュ暗算」の技術に大きな歓声を上げるなど楽しいひとときを過ごした。函商1年の福田郁恵さん(16)は「言葉が通じないことを心配していたが、実際に会うとジェスチャーや英語で楽しく会話ができてよかった」と話していた。(森裕次郎)


◎ジャズ聴ける店を紹介、財団職員がリーフレット作成中

 23日に函館市芸術ホールで開かれる「HAKODATE WINTER JAZZ FESTIVAL2013」(函館市文化・スポーツ振興財団など主催)に合わせ、同財団の職員3人が市内のジャズを楽しめる店舗をまとめたリーフレットの制作を進めている。同財団の平形知行さん(37)は「地元の店と一緒になって函館のジャズを盛り上げたい」と意気込んでいる。

 フェスティバルは2部構成のコンサートで、第1部は地元のバンドが出演。第2部では「山崎千裕+ROUTE14band」と「蛇池雅人カルテット」のプロ2組によるゲストステージを開く。

 リーフレット制作のきっかけは「東京からの移住者にジャズが聞けるおすすめの場所を尋ねられたこと」(平形さん)。10月中旬から作業を始め、市内の約10店舗に取材を敢行。住所や営業時間などの基本情報や「店主の好きな曲」「店のセールスポイント」などをまとめ、「JAZZ Spot information」として、当日の会場で配布する予定だ。

 編集者の1人、上田之政さん(42)は「取材していると『かしこまらずに気軽に来店してほしい』と話すマスターも多い。若い世代がジャズに触れるきっかけづくりをしたい」と話している。

 フェスティバルのチケットは一般2000円、ペア3500円、学生1000円(当日券は500円増)。問い合わせは同ホール(電話0138・55・3521)まで。(森裕次郎)