| ◎亀田中野の産廃処分場 年度内にも設置許可 |
西武建設運輸（函館市亀田中野町）が同町で建設を計画している産業廃棄物最終処分場について、市が年度内にも設置を許可する見通しとなった。道都市計画審議会が、建設位置が立地基準に適合するとした市の判断を「問題ない」と認定。環境への影響を調査する市の専門委員会も問題がないとして最終報告をまとめる公算が高い。 同審議会は２１日に札幌で開催。市の廃棄物処理施設設置等指導要綱で定めた立地基準に適合するとした原案に異議がなかった。先月２６日の市都市計画審議会では環境への影響を懸念する意見が出されたが、都市計画法上の問題点は指摘されなかった。 専門委員会はこれまで３回開催。６月に開く最終会合で周辺環境への問題がないと判断されると、市開発審査会の議決を経て設置許可が下りる。 工事の開始時期は事業者の判断。施設の稼働開始は着工から１年程度かかるとみられる。 計画中の施設は管理型。遮水シートを敷き、地下水に汚染するのを防ぐ水処理施設を備える。埋め立て面積は７２００平方メートルで、産業廃棄物（燃え殻、汚泥、廃油）や特別管理産業廃棄物（感染性廃棄物、汚泥、石綿）などを取り扱う。埋め立て期間は約１０年を見込む。施設内には焼却炉も置かれる。 現在、病院から出る感染性廃棄物や燃え殻、ばいじんなどは道央まで運搬して処理。運搬コストが地元企業の負担となっていた。 建設計画をめぐっては、４月に市内北部地区３３町会でつくる市町会連合会北部地区協議会が同町での建設反対を求める要望書を市に提出。周辺に新中野ダムや笹流ダム、亀田川などがあることや、ダイオキシンの発生が近隣農家へ風評被害を与える懸念を指摘している。（後藤 真） |
| ◎かご狙い 真剣勝負 戸井地区玉入れ大会 |
戸井地区第１４回玉入れ大会（函館市教育委員会戸井教育事務所主催）が２２日、函館潮光中学校体育館で開かれた。１２チーム８１人がチャンピオンを目指して熱戦を繰り広げた。 同大会は健康増進と体力向上を図ることなどを目的に毎年開かれている。この日は戸井地区名産のタコをモデルにしたキャラクター「トーパスちゃん」も応援に駆けつけ、中学生以上の市民が１チーム７人で、トーナメント形式で競い合った。全日本玉入れ協会の公式ルールに基づき、選手は競技開始の合図とともに目標のかごに向けて必死になって玉を投げ込んだ。 選手たちは役割分担をし、玉を数個まとめて投げるなど独自のスタイルを工夫しながら試合に挑戦。見事な連携で驚異的なタイムを出すチームなどもあり、会場を沸かせていた。 日新中３年の石田望さんは「初めて参加したが、思っていたより難しかった。周りを見ていると玉の投げ方がポイントみたい」と笑顔で話していた。（平尾美陽子） |
| ◎タリーズコーヒーきょうオープン 五稜郭病院内 函館初進出 |
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タリーズコーヒージャパン（東京）は２３日、函館五稜郭病院（五稜郭町３８）内に「タリーズコーヒー函館五稜郭病院店」（岡村美保マネジャー）をオープンする。函館への初出店で、道内１５店舗目。 価値向上を目指す同病院と、ホスピタリティ（もてなし）を重視する同社の思惑が一致。道内１５店舗のうち、病院内は６店舗目。 休憩スペースとして使用していた１階受け付け向かって右側の約１０８平方メートルを賃貸。全３７席。ドリンク３０種類のほか、ホットドックやパスタ、パンケーキ、アイスクリームなどフード類も充実。患者に配慮してカフェインが少ないコーヒー豆も販売。オープン記念として福袋（３０００円、５０００円）を数量限定で用意する。 スタッフは約２０人を地元採用。同社の山本幹雄シニアスーパーバイザーは「地域密着型のカフェとして、病院利用者以外の人にも来てもらいたい」と話す。「函館は大きな商圏。いい物件があれば、出店を検討したい」とも話している。 平日が午前７時半〜午後７時（土曜同６時）、日曜・祝日が午前１０時〜午後６時。問い合わせは同店（電話０１３８・５１・００５１）へ。（山崎大和） |
| ◎運動会もうすぐ！ 函館の小学校練習ピーク |
もうすぐ本番だ−。函館市内の小学校で２５日から、運動会が本格化する。各学校では入場行進や競技の練習がピークを迎え、早くも熱気に包まれている。 東小学校（榊博之校長、児童１０４人）は２２日、午前９時前から総練習。この日の函館の気温は今年最高の１９・６度まで上がり、子どもたちは半袖姿で学年別の遊戯、玉入れ合戦、騎馬合戦などに臨んだ。マイクで運動会を実況する児童も「懐かしい音楽に合わせ、楽しい踊りを披露しますよ」などと入念に確認していた。 小笠原舞香児童会会長（１１）は「これが最後の運動会だから全力で頑張る。何としても白組を優勝させたい」と張り切っていた。 運動会は６月２日まで各校で順次実施。市立中学校の体育祭は２４日から本格化する。（長内 健） |