2013年7月16日 (火) 掲載

◎子どもが元気に「いらっしゃい」 キッズフェス

 親子で楽しむイベント「キッズフェスティバル&サンセットマーケット」が15日、BAYはこだてイベント広場で開かれた。縁日コーナーやマジックショー、スタンプラリーなど多彩な催しが行われ、大勢の観光客や家族連れでにぎわった。

 子どもたちが店長になって販売するフリーマーケットには約20店が出店し、店頭には雑貨やおもちゃ、本がずらり。子どもたちは元気よく「いらっしゃいませ」と客を呼び込んだ。

 洋服などを出品した野口明子さんは「お金のやり取りなどいい社会勉強になる。ぜひ来年もイベントを開いてほしい」、娘の朝香さん(11)も「お客さんとの会話がとても楽しい」とにっこり。なお、フリーマーケットの売り上げの一部は「あしなが育英会基金」に寄付される。

 また、アコースティックライブや野菜直売会などが行われ、親子で休日を満喫していた。(平尾美陽子)



◎「ガゴメ」お中元いかが? 詰め合わせセット4種

 函館がごめ連合(布村重樹代表、39社)のアンテナショップ「がごめ昆布ねばねば本舗」(若松町19、石原健店長)が、ガゴメコンブ商品を詰め合わせた中元セットを扱っている。

 A〜Dの4つで、函館らしい中元商品として引き合いがある。Aが納豆昆布(細切)50グラムなど5品で2000円、Bががごめ刻み昆布(細切)40グラムなど7品で3000円、Cががごめおぼろ昆布45グラムなど8品で4000円、D(冷凍)ががごめ昆布しょうゆ味130グラムなど5品で2500円。いずれも送料別。

 今回初めて冷凍を加えてラインアップを充実。石原さんは「これまで持ち運びが心配で買いづらかった冷凍品も贈れるので、これを機にガゴメを多くの人に知ってもらいたい」と話す。

 電子メール(info@konbu-gagome.com)か電話(0138・27・4777)、ファクス(22・0204)で申し込む。(山崎大和)



◎多重債務相談 救済進む 専門家に委任 納税も再開

 函館市くらし安心課に多重債務の相談に訪れ、弁護士や司法書士に対応を引き継いだ相談者で、市税や国民健康保険料などを滞納していた人のうちの71%が、納付を開始していることが分かった。債務整理を済ませた相談者が、徐々に生活改善を進めている状況がうかがえる。

 同課のまとめによると、2011年度に相談に訪れた336人のうち、弁護士や司法書士に対応を引き継いだのは81人。裁判所を通さずに債権者と弁護士の間で返済方法を和解する「任意整理」や、自己破産などの方法で解決を図っている。債務整理には一般的に3〜6カ月程度かかるため、同課は相談者の生活の見込みが立っているのか、引き継ぎから1年後に聞き取り調査を行っている。

 11年度に専門家に引き継いだ81人のうち、市税や国民健康保険料、介護保険料、保育料といった公債権(=自己破産してもなくならない債権)を滞納していたのは35人、約1648万円分あったが、昨年度は25人が支払いを始め、344万円を納付している。

 10年度から11年度にかけては65人が1212万円を納めており、金額ベースでは減少。「過払い金の請求訴訟が沈静化し、新たな過払い金の発生が減少しているため」(同課)と分析している。

 相談を受けた際には1カ月間の生活費を聞き取り調査した上で、使途の見直しとともに分割での納付について助言を行っている。

 同課は公債権の納付について「あくまで副次的な効果」とした上で、「滞納は行政サービスを受けるうえで支障になる場合もある。滞納の有無にかかわらず早めに相談し、収支バランスの取れた生活を送ってほしい」としている。(千葉卓陽)


◎交通安全へ地域一丸

 夏の交通安全運動(10〜19日)に合わせ、函館市内でも街頭啓発が盛んに行われている。旗の波作戦では、多くの参加者が「スピードダウン」と「全席シートベルト着用」の旗を手に、地域で一丸となって交通安全を呼び掛けた。

 ○…観光客に交通安全を呼び掛けようと、函館湯の川温泉旅館協同組合(金道太朗理事長)主催の旗の波作戦が15日、湯の浜ホテル前で行われた。旅館やホテルの職員、近隣町会、函館中央署などから約60人が参加した。

 同組合は独自でもフロントでチェックアウトする観光客に交通安全を呼び掛ける「一声かけ安全運動」に取り組んでいるといい、金道理事長(63)は「1人1人が安全運転の意識を持つことで悲しい事故は減らせる。安全で安心な地域づくりに協力したい」と期待を込めた。

 旗を持ち交通安全をアピールしたほか、同組合員がチラシなどの啓発グッズをドライバーに配り、交通安全を訴えていた。

 ○…函館市交通安全課主催の旗の波作戦が11日、函館競馬場前で行われた。函館地区バス協会などに加え、近隣の6町会(深堀、深駒、東深堀、駒場自治、駒場団地、湯浜)が初参加。計13団体、約100人が、道路の両側に立ち並び、盛大な旗の波でドライバーに交通安全を促した。

 交通安全課の西谷康紫課長(57)は「市民の皆さんの力を借りて交通事故減少につなげたい」と話し、函館地区バス協会の工藤利夫事務局長(62)も「バス会社にとって交通安全は重要。積極的に参加して、地域の安全に貢献したい」と意気込んでいた。(虎谷綾子)