2013年9月1日 (日) 掲載

◎ゴクゴク飲み比べ 地ビール満喫 1日までフェス

 道内外のさまざまな地ビールが楽しめる「第2回はこだてビアフェス」が31日、函館市大手町のはこだてビールで始まった。50種類以上の地ビールが用意され、来場者は飲み比べを満喫した。1日まで。

 函館をはじめ、道内外のビールの味を知ってもらおうと、梁川町のビアバー「Post@bar」(大澤寛之代表)がイベントを企画した。

 用意したのは地元のはこだてビールや大沼ビールのほか、登別、旭川、石狩、網走市のもの。三重県伊勢市や鹿児島市のビールも並んだ。

 来場者は料理をつまみながら、ビールを飲み干し、土地や醸造所ごとの味の違いを楽しんだ。大澤代表は「まずはたくさんビールを味わってもらい、その中から好きな味を探してほしい」と話していた。時間は午後3時〜同8時。 (松宮一郎)



◎艦内や設備 興味津々 イージス艦「みょうこう」一般公開

 海上自衛隊函館基地隊は8月31日、函館港の港町埠頭(ふとう)に寄港した舞鶴地方隊所属のイージス艦「みょうこう」(7500d)の一般公開を行った。

 海上自衛隊の業務について、地域住民に理解を深めてもらおうと実施。みょうこうの函館港入りは2003年以来10年ぶり。

 抽選で選ばれた300人を対象に体験航海を行う予定だったが、悪天候のため安全面を考慮して中止。一般公開に切り替え、親子連れなどの多くの来場者が目を輝かせながら、搭載する武器や艦内の様子を細かく見て回った。

 見学した佐藤真由美さん(52)は「航海を楽しみにしていたので残念。でも一般に公開してくれて良かった。武器などの設備がすごく、置いてある機材もきれいで、普通の船とは違った」と笑顔だった。

 1日も同埠頭で午前9時〜正午、午後1〜3時の2回に分けて一般公開を行う。人数制限はなく、入場無料。  (小林省悟)



◎道南人口46万2000人 4000人減 経済対策など急務

 総務省は、今年3月末現在の住民基本台帳に基づく人口動態調査をまとめた。渡島・桧山管内18市町の総人口は46万2778人(外国人を含む)で、前年同期比で4212人の減少。函館市は27万5263人で同1793人減だが、一時期より減少のペースが鈍化している。

 死者数から出生数を引いた自然減は18市町全体で3352人、転出による社会減は860人。18市町で人口が増えた自治体はなく、少子高齢化の進行や、若者を中心とした大都市への転出といった大まかな傾向に変化がなかった。地場産業の振興や雇用創出といった経済対策、子どもを産み育てやすい環境づくりなどが急務となっている。

 函館市は2006〜08年に毎年3000人を上回る減少が続き、11年度も2979人減ったが、昨年度は減少度合いが大幅に鈍っている上、78人の転入超過となっている。このほか渡島管内で転入超過があったのは七飯町17人、長万部町1人だった。

 道南第2位の北斗市も同302人減の4万8477人。函館、北斗以外の渡島管内全体では同1283人減の9万8133人で、知内、木古内は5000人を割り込んだ。また桧山管内はせたな町が9192人で最多だったが、前年同期からは225人減少した。

 また、道内の人口は同2万9909人減の544万4307人で、15年連続の減少。人口が増えたのは札幌、帯広、千歳の3市にとどまった。全国の総人口は同26万6004人減の1億2639万3679人で、4年連続の減少となった。 (千葉卓陽)


◎ワクワク 工作に挑戦 小中学生向けに教室

 渡島教育局は8月31日、イトーヨーカドー函館店(美原1)で小中学生向けの「工作教室」を開き、大勢の子どもたちがコースターづくりや写真立ての製作を楽しんだ。教室は1日も開かれる。

 同店2階の催事場では9月6日まで、同局が管理する実習船の活動を紹介するパネル・模型展を開催中で、「工作教室」はその展示会のイベントとして開かれた。教室では同局職員のほか、函館水産高校水産同好会と水産食品科の生徒が講師として協力。子どもたちはロープワークを応用したコースターやタイムカプセル缶、写真立ての製作を体験した。タイムカプセル缶のコーナーでは手回しで缶詰めに封をする工程に子どもたちが挑戦。初めて見る機械に興味津々な様子だった。

 講師を務めた同高1年、木村凌二君(16)は「自分でやるより教える方が難しいが、子どもたちは5分くらいでコースターを作れるようになった」と笑顔。市内の岡凛音愛ちゃん(5)は「缶詰めのふたを閉めるのがおもしろかった。(水産高校の)お姉さんたちがやさしく教えてくれて楽しかった」と満足げだった。

 教室は1日も午後1時半から同4時半まで同店2階の催事場で開かれる。 (森裕次郎)