2013年9月30日 (月) 掲載

◎秋の函館 3450人駆ける…ハーフマラソン

 道南最大規模のスポーツイベント「2013函館ハーフマラソン大会」(道南陸上競技協会、函館市、実行委など主催)が29日、函館市千代台町の千代台公園陸上競技場を発着点とするハーフコース(21.0975キロ)で開かれた。市内や全国から約3450人が出場し、晴れ渡った秋の函館を駆け抜けた。

 レースは午前9時50分に大会長の工藤寿樹函館市長の号砲でスタート。西部地区や津軽海峡沿いの漁火通、湯の川温泉街を駆け抜けた。この日は最高気温が平年より約3度高い23・4度となり、ランナーにとっては暑いコンディションとなったが、完走を目指して力走した。招待選手の川内優輝選手(埼玉県庁)、ロンドン五輪マラソン出場の藤原新選手(ミキハウス)の走りを間近で見ようと、沿道には大勢の市民が詰めかけ、声援を送った。

 優勝は、男子は藤原選手、女子はオバレ・ドリカ・ケルボ選手(招待)が輝いた。(山崎純一)

 



◎働く車 勢ぞろい…親子連れら7500人満喫

 函館私立幼稚園PTA連合会(中村啓会長)主催の「第2回はたらく車大集合! くるま大好き! みんな集まれ」が29日、函館港港町埠頭(ふとう)で開かれた。パトカーやポンプ車、自衛隊の装甲車などがずらりと勢ぞろいし、親子連れら約7500人が楽しんだ。

 昨年に続く開催で、今回は道警函館方面本部、市消防本部や地元建設会社など51の団体・機関が参加して84台を展示した。岸壁には海上自衛隊の掃海艇「とびしま」もお目見えした。

 一部車両では座席に座って記念撮影ができるとあって、自衛隊の軽装甲機動車が子どもたちの人気を集めていたほか、ショベルカーなど建設機械の運転席に乗って、運転した気分を味わうなどして楽しんだ。会場にはこのほか、ブロックやラジコンの体験コーナーやラーメンなどの移動販売車も集まり、終日にぎわった。

 市内から参加した阿部創磨君(5)は「2台乗って楽しかった。将来は幼稚園バスの運転手さんになりたい」とにっこりだった。(千葉卓陽)



◎「道の駅あっさぶ」リニューアルイベント

 【厚沢部】国道227号沿いの「道の駅あっさぶ」(緑町72)で29日、リニューアルイベントが行われ、大勢でにぎわった。

 “新駅”は特産品などの売り場を旧店舗に比べて3倍の121・5平方bに拡大。地元野菜のほか工芸品などの土産も充実し、飲食できる休憩場所も新設。

 式典で渋田正己町長は「集客効果を一層高め、新幹線時代に向けて桧山の情報発信に力を入れたい」とあいさつ。同駅を運営する、町観光協会の前井敏弘会長も「遠方客はもちろん、町民にも喜んで利用される駅を目指す」と話していた。

 郷土芸能の富栄鹿子舞(ししまい)のほか、江差追分ステージでは全国大会出場者の房田依舞姫さん(9)と前川みどりさん(12)、もえぎさん(10)姉妹が美声を披露し大きな拍手を受けた。家族3人で来た厚沢部鶉小3年の房田海稀君(8)は「(休憩場所の)天井が高くて気持ち良かった」と笑顔だった。

 営業時間は午前8時半〜午後6時(5〜10月)、午前9時〜午後5時(11月〜翌年4月)。(田中陽介)



◎ダンプ綱引きに大声援…トラックフェス

 トラック輸送の役割を知ってもらおうと、函館地区トラック協会(東谷武彦会長、262社)は29日、西桔梗町の同協会の駐車場で「トラックフェスティバル」を開いた。家族連れら約2500人が来場し、多彩な催しを楽しんだ。

 ステージでは果物の叩き売りのほか、「獣電戦隊キョウリュウジャー」の迫力あるショーに子どもたちが大喜び。この日一番の盛り上がりをみせたのは10dダンプを引っ張る綱引きで、運送会社の社員らが5人1組になってダンプを引っ張る早さを競った。

 最後は子どもたちも綱引きに挑戦。親からの声援を受け、懸命に綱を引っ張っていた。市内の幼稚園に通う味澤謙辰君と木村壮助君は「ダンプは重たかったけれど、面白かった」と笑顔だった。 (松宮一郎)