2014年10月12日 (日) 掲載

◎新幹線開業機運盛り上げ、函館、北斗でイベント

 【北斗】2016年3月の北海道新幹線開業まで500日余りに迫った11日、北斗市市渡に建設中の新函館北斗駅の駅前特設会場で、道南各地の特産品やグルメが集う「みなみ北海道地産地食フェアin北斗」が始まった。12日まで。

 開業を見据え、道南地域の食や観光をPRしようと、市や商工会などが実行委を組織し、2009年から開催。6回目の今回は初めて駅前を会場に開いた。

 道南9市町と青森県から47団体が出店し、それぞれのまちの特産品やスイーツ、農産物などを販売。JA新はこだて女性部が先着100人に無料で豚汁を振る舞った。ステージでは、北海道新幹線応援隊のキャプテンを務める歌手の暁月めぐみさんのミニライブやじゃんけん大会などが行われた。

 今回は北斗市内の8店舗が自慢のメニューを出品し、来場者の投票で最優秀を決める「北斗グルメフードラリー」を初めて実施。各店とも「トマトカレー」や「ホッキ焼きそば」「ホッキしゅうまい」など、地場の食材を使った料理を出品し、市公式キャラクター「ずーしーほっきー」にちなみ、ホッキずしをまねた餅「ずーしーもっちー」を出品した菓匠ゆめやの佐藤敏彦代表(50)は「北斗市のPRにつながればと思い作りました。今回好評なら販売したい」と話していた。

 家族3人とともに来場した函館市昭和の住吉孝一さん(62)は「きょうはポテトやラーメンを食べた。何度か来場していますが、各店を見て歩くのが楽しい」と満喫した様子。

 12日も午前9時半から同会場で開催し、午後2時15分にはフードラリーのグランプリが発表される。

 このほか、駅前に新設されたフットサル場とバスケットコートを初めて開放し、「スポーツフェスティバル」(市北海道新幹線建設促進期成会主催)を開催。フリースロー大会やフットサルの模範試合などが行われた。 (鈴木 潤)



◎わくわくキャンプフェス盛況

 白石公園はこだてオートキャンプ場(白石町208)で11日、2014わくわくキャンプフェスティバルが開かれた。ビル警備清掃業のマルゼンシステムズ(阿相義則代表)の主催。秋晴れの下、多くの来場者がバーベキューなどを楽しみ、にぎわった。

 毎年この時期に開催し、今回初めてバーベキューコーナーを設置した。コーナーの近くでは生ラム肉、骨付きフランク、焼き鳥などを販売し、来場者が好きな材料を購入し、思い思いに味わった。

 景品付きの「わくわくゲームコーナー」では、牛乳の早飲み大会や時間内に取れたジャガイモの重さで対決する「いも拾いゲーム」などを実施。豚汁やどん菓子が無料提供されたほか、会場内にあるヨーヨー釣りやバルーンアート体験コーナーには子どもたちが集まり、家族と一緒に挑戦していた。

 道教大付属函館小5年の小林茉菜さん(11)と弟で同小3年の蒼樹君(8)は「天気が良いし、バーベキューもおいしい。また来年も絶対に来たい」と元気に話していた。同社ビル管理部の山添勇起次長(43)は「初めて用意したバーベキューコーナーは多くの来場者に利用してもらい盛況でした。これをきっかけにキャンプを楽しむ人が増えてくれればうれしい」と話していた。(能代俊貴)



◎七飯で道女性議員協総会

 【七飯】北海道女性議員協議会(会長・平出陽子道議)の総会が11日、大沼国際セミナーハウスで始まった。大間原子力発電所建設の無期限凍結や子育て支援策の充実などを求める8つの議案が出され、関係機関へ改善を要求していくことを決めた。

 同協議会には全道の女性道議・市町村議約250人が加盟。総会は道内各地を持ち回りで毎年開催しており、今年で62回目。七飯町では初めて行われ、52人が参加した。

 平出会長は「今まで夢物語だと思っていた北海道新幹線が、いよいよ2016年3月に開業する。どんな効果をもたらすのか、地域活性化という視点で意見交換をしたい」とあいさつした。

 続けて行われた議案審議では、函館市議会の市戸ゆたか議員が、国や道に大間原発の無期限凍結を要求していくことへの賛同を求めた。建設差し止め訴訟への寄付金が、全国から4000万円以上寄せられていることなどが紹介されると、会場からは驚きの声が上がり、議論の結果、全会一致で承認された。

 子育て支援策では、保育士や学童保育指導員の人材確保などのために、財政措置を講じる必要性を訴えていくことなどが盛り込まれた。

 集団的自衛権の行使に関して立法化しないことを求める議案は、意見がまとまらず継続審議となった。このほか、子宮頸がんのワクチン接種への対策や特定秘密保護法の執行停止などを求める議案について、審議が行われた。  総会は12日も開かれ、研修会のほか、北海道新幹線の新函館北斗駅や車両基地の視察が行われる。(山田大輔)


◎テーオーでうまいものまつり

 第3回函館うまいものまつり(実行委員会主催)が11日、テーオーデパート(梁川町10)で始まった。市内人気飲食店による創作料理を競う「C|1グランプリ」をはじめ、15店が出店。お気に入りの味を探して、大勢の市民でにぎわった。

 チャレンジ料理を競う「C|1」は7店が参加。カレーラーメンやイカを使った焼きそばなど、イベントのために用意した料理を販売し、来場者の投票で1位が決めるイベントで、12日午後4時半まで投票を受け付ける。

 グランプリ参加店のほか、7月の函館黒船2014まかないカレーバトルで初代王者になった「宿きたかい」(木古内町)が出店。地場産野菜や海鮮焼きなどの販売、「小樽あんかけ焼そば」を提供する「じょっぱり亭」(小樽市)の特別出店など幅広い店舗をそろえた。

 宮川照平実行委員長は「各店が創作料理を出し、喜んでもらっている。12日はマグロの解体ショー(午前10時半から)があるので会場に足を運んでもらいたい」と話していた。

 テーオー会場と、北海道新幹線開業記念キックオフイベントの五稜郭会場、ヒトハコ市の丸井今井会場の3カ所をめぐるスタンプラリーでは、12日もタラバガニ1尾、海産物詰め合わせなど多数の景品が当たる抽選会に参加できる。午後5時まで。(今井正一)