2014年10月2日 (木) 掲載

◎北海道新幹線カラーの市電、バス登場

 北海道新幹線で使用されるH5系車両をイメージした函館市電の超低床電車「らっくる号」(9602号車)と函館バスの中型ノンステップバスが1日、営業運行を開始した。市企業局交通部の駒場車庫で2台を並べた状態で関係者に公開。夢の超特急≠フ誕生から半世紀を迎えた節目の日に、新幹線カラーの市電とバスが開業への期待を乗せて函館の街を走り始めた。

 JR北海道が監修し、市電は指定色のシートでラッピングし、バスには新幹線と同じ塗料を使用。駒場車庫では行き先表示に「2015年度末北海道新幹線開業」と書かれ、らっくる号の側面には「新函館北斗ゆき」の文字も。市交通部は「らっくる号は青と白の色で定着しているのでインパクトがある。新幹線が走るイメージがわいてくる」とする。

 市電は1日4〜6便の運行を予定。バスは当面、日吉営業所からの6系統(国道278号など経由)、31系統(高砂通りなどを経由)、94系統(産業道路、国道5号などを経由)で使用され、函館駅や函館市役所に向かう。

 市企画部新幹線開業イベントプロジェクトチームの小林良一参事は「2台ともきれいに仕上がった。開業に向けて市民の機運が盛り上がってほしい」とした。函館バスの寺田誠取締役バス事業部長は「電車とバスが連携して開業をPRできることが大きい。今後もイベントなどで協力を続けたい」と話していた。(今井正一)



◎ラビスタで「日本一早い」Xマスツリー点灯式

 函館市豊川町のホテル、ラビスタ函館ベイ(鈴木厚志総支配人)は1日、1階ロビーにクリスマスツリーを設置し、点灯式を行った。幼稚園児がきらきら光るツリーの前でクリスマスソングを歌い、ひと足早く華やかな雰囲気を演出した。

 同ホテルは日本一早くクリスマスの雰囲気で客を迎えようと企画。昨年は10月15日に行ったが、今年はさらに2週間早めた。

 点灯式には函館藤幼稚園の年長クラスの園児38人が参加。ツリーは高さ4メートルのジャンサイズで、園児の合図に合わせて点灯した。元気な声でクリスマスソングを歌い、ムードを盛り上げた。サンタクロースが登場し、歌のお礼に園児にプレゼントを手渡した。

 斉藤心音(6)ちゃんは「点灯したツリーはとてもきれい。クリスマスが楽しみ」と笑顔で話した。(松宮一郎)



◎新米「ふっくりんこ」道南のスーパー、店頭に並ぶ

 2014年産米(新米)の「函館育ちふっくりんこ」の店頭販売が1日、道南のスーパーなどで一斉に始まった。食味の良さは折り紙つきで、多くの人が早速新米を買い求めた。

 JA新はこだて(畠山良一組合長)のファーマーズマーケット「あぐりへい屋」(北斗市東前62、工藤寛生店長)には5キロ、10キロ入りの新米が登場。炊いたコメの試食も用意し、食味の良さをアピールした。

 工藤店長は「今年もおいしいので、たくさん食べてほしい。今週末に買いに来る人が多いのでは」と話す。

 同JA米穀課によると、14年産うるち米の集荷は1万3000dを計画している。昨秋デビューした減農薬米「函館育ちきたくりん」の新米も、8日から店頭販売が始まる。道農政事務所が9月26日に発表した水稲作柄状況(同15日現在)では、作況指数(平年100)は渡島105で「やや良」、桧山106で「良」。(山崎大和)


◎函大が56季連続V…道学生ハンドボール秋季リーグ

 【釧路】第46回北海道学生ハンドボール秋季リーグ戦(道学生ハンドボール連盟主催)が9月28日〜10月1日、釧路市の釧路湿原の風アリーナなどで開かれ、男子1部で函館大(松喜美夫監督)が5戦全勝で優勝し、11月に岐阜県で開かれる全日本学生選手権(インカレ)出場権を獲得した。

 函館大は春・秋を通じて56季連続優勝(通算65回)で、同リーグの連勝記録は278(2分け)に伸ばした。今大会の最優秀選手賞に福士広大(4年、青森商)、優秀選手賞に澤谷純也(同、青森・野辺地)、秋山瑞貴(2年、函館大付属有斗)が選ばれた。

 松監督は「3人しかいない4年生の頑張りが大きかった」と選手をたたえていた。(山崎純一)