2014年12月16日 (火) 掲載

年賀はがきの受け付け始まる

 2015年用の年賀はがきの受け付けが15日、全国一斉に始まった。函館中央郵便局(新川町1、米田健司局長)は受け付けセレモニーを開き、中央保育園の園児が祖父母らに宛てた年賀はがきを記念投函した。

 米田局長は「メールの普及で年賀はがきを送る人は少なくなってきているが、年始のあいさつとして、日本の良き文化を大切にしていきたい」とあいさつ。その後、年長児24人が「お正月」の歌を元気に合唱した。

 園児は、局員や駆けつけた函館の人気キャラクター「イカール星人」に見守られながら、局内に設けられた差出箱に年賀はがきを投函。イカール星人が「早めに年賀はがきを投函をしてね」と園児たちに呼び掛けていた。

 また、同局では先着50人に記念品をプレゼントし、「25日までに出してもらえれば元旦に届けられる。早めに投函をお願いします」と呼び掛けている。



市町会連が大間原発建設凍結へ署名活動

 函館市の183町会でつくる函館市町会連合会(新谷則会長)は15日、MEGAドン・キホーテ函館店(美原1)前で青森県大間町の大間原発建設凍結を国に訴えていくための市民大署名活動を開始した。来年1月31日まで。

 この日は町連北部地区協議会を中心に、町会長ら約45人が街頭で署名への参加を呼び掛けた。同会の新川則会長(79)が「各町会でも署名活動のご協力をお願いします」とあいさつした。参加者は原発建設凍結を求めるチラシを、買い物客や通行人に手渡しながら署名の協力を呼び掛けた。署名した80代女性は「万が一事故があった場合に、函館も被害に遭うと思ったので参加した」と話していた。期間中に集められた署名は来年2月に経済産業省へ提出する。

 大間原発建設凍結実行委員会の川口英孝事務局長(66)は「衆院選挙で反原発を訴えている候補が2人選ばれ、今後の署名活動にとっても心強い」と話していた。署名に関する問い合わせは函館市町会連合会(電話0138・22・0180)へ。(能代俊貴)



無料で特定健診 受診勧奨はがき配布

 本年度の特定健康診査が3月31日まで迫っている。市は受診率向上のため、国民健康保険に加入する40〜74歳の対象者約4万2000人へ、無料で同健診を受けられる受診勧奨はがきの配布を開始した。市国保年金課は「生活習慣病の自覚症状がない方も、この健診を機に健康管理を行ってほしい」と呼び掛けている。

 同健診は、糖尿病や高血圧症などの生活習慣病予防を目的に、メタボリックシンドロームに着目して行っている。主な検査項目は血液検査や尿検査、血圧測定など。採血や採尿検査によるオプション検査も、胃がんリスク検査3600円、心機能検査と前立腺がん腫瘍マーカー検査が1550円で受診できる。今年度から糖尿病性腎症検査(尿中アルビミン)も1400円で受診できるようになった。

 今年度内に40歳になった市民には、胃がんリスク検査、心機能検査、糖尿病性腎症検査の3種類が無料で受けられるクーポン券も送られる。問い合わせは同課(電話0138・32・2215)へ。(蝦名達也)


道南各地で「歳末特別警戒」出動式

 年末の犯罪を抑止し、安心安全な社会づくりを目指す「歳末特別警戒」の出動式が15日、道南の各地で開かれた。警察、防犯協会、町会員など関係団体が一体となり、防犯に向けた積極的な活動を誓った。

 ○…函館中央署はベルクラシック函館で開催。同署員、函館市中央地区防犯協会、町会員ら約220人が参加した。同署の堀内巖署長が「31日まで事件、事故がないように団結して活動してほしい」とあいさつ。同協会の若松均会長は「活動を市民に周知するためにも防犯を積極的に展開していきたい」と意気込む。

 函館短期大学教授の佐々木茂さん演奏のピアノに合わせ、函館市芸術ホール館長の石丸典子さんが美しい声で歌で魅了。このほか、同大エアロビクス部の学生が踊りを披露した。最後はちょうちんを持って本町一帯を視察し、防犯を呼び掛けた。(小林省悟)

 ○…函館西署は金森赤レンガ倉庫駐車場で行った。関係機関、団体の関係者ら約80人が参加した。

 式では同署の砂原広志署長が「皆さまたちと協力し、犯罪被害の未然防止を呼び掛けていきたい」とあいさつし、函館西武地区防犯協会の新谷則会長が「安全で安心な社会の実現に向けて、一致団結し、警戒に当たることを誓います」と決意表明をした。

 式後は、金森倉庫周辺で視察を行ったほか、青色回転灯を装備した車両約15台などで、同署管内のパトロールをした。(能代俊貴)

 ○…江差署(高橋昌弘署長)で行われたパトロール出動式には、桧山振興局や役場、交通関係団体ら計70人が参加。高橋署長は「振り込め詐欺などの特殊詐欺防止とコンビニ強盗防止、交通死亡事故防止を重点的に取り組みたい」と協力を呼び掛けた。

 立花謙二・桧山振興局長と照井誉之介町長があいさつし、同署から繁華街までの約700㍍を練り歩き、飲酒運転禁止や防犯対策などを訴えた。

 昨年12月16日の同パトロール直後に、町内水堀地区の道道で死亡ひき逃げ事件(捜査中)が起きたこともあり、参加者はいつも以上に気を引き締めてパトロールしていた。(田中陽介)