2014年1月12日 (日) 掲載

◎キャンドル3000本で光の小径ともそう 製作体験会始まる

 2014はこだて冬フェスティバル・はこだて「光の小径(こみち)」(2月5〜9日)に使うワックスキャンドルの製作体験会(実行委主催)が11日、五稜郭タワーアトリウムで始まった。市民や観光客が、真冬の函館を彩るキャンドル作りに挑戦した。

 今年で6回目。今月18、25両日にも行い、3日間で計3000本のキャンドルを作る。元町公園や五稜郭公園、函館山登山道など市内6カ所に置き、光の回廊で幻想的な雰囲気に包み込む。函館のNPO法人「スプリングボードユニティ21」(折谷久美子理事長)が協力する。

 参加者は、溶かしたろうを空き牛乳パックに流し込み、ふたを閉じて横にして回転。遠心力を利用してろうを約15分で固め、紙をはがすと滑らかなキャンドルが出来上がった。

 市内日吉町の高垣洸太君(6)は「5個作った。紙をむくところが難しかった」と話した。18、25両日とも午前10時〜午後3時。参加無料。問い合わせは函館国際観光コンベンション協会(TEL0138・27・3535)へ。(山崎大和)



◎移動販売車で道南に活気を 連合会発足

 函館市内や道南で活動する移動販売車の経営者らが集まり、箱館移動販売促進連合会(成田周平会長)を立ち上げた。大門グリーンプラザを拠点に精力的な活動を続けながら、移動販売のネットワーク形成などを通じて、道南の地域活性化や町おこしに貢献していきたい考えだ。

 想作たこ焼き「ひとふね」の店長でもある成田会長(33)は、昨年7月から移動販売を開始。各種イベントの主催者などから「函館にはどんな移動販売車があるのか。イベントに来てもらうのにも、どうやって頼んでいいかわからない」という切実な悩みを知り、移動販売の組織の必要性を実感。賛同者を募り、同8月に設立した。

 同会では移動販売の開業を目指す人への支援や、販売車同士で出店依頼の共有や情報提供をしていくとともに、イベント時などを除いて大門グリーンプラザを活動拠点に、毎週日曜を中心に販売を行う。成田会長は「グリーンプラザでの定期的な営業が、函館駅前の活性化につながるきっかけになってほしい。販売車が増えて人が足を運んでくれるようになれば、遊び場や交流の場として盛り上げていくことも夢ではない」と語る。

 同会にはひとふねのほか、街角カフェハコダテサウルスバルゴン(クレープ、ドリンク)、カレーハウスCoCo壱番屋(カレー)、心麦ディップクロ(クロワッサン)、菓子処はたざわ(パン)、茶結(コーヒー)、介護タクシーゆい(福祉)の7台が加盟しており、サービスのジャンルは多岐にわたる。

 成田会長は「いつかは会主催の市民参加型のイベントを開催したい。そのときに飲食だけでなく、福祉とも連携することで、より多くの人が参加できるようにしていきたい」と期待を込める。

 各移動販売車は平日はそれぞれの場所で営業を行うが、日曜の午前11時ごろからはグリーンプラザで集団営業を行っている。「興味のある人はぜひ遊びに来てほしい。一緒に駅前を盛り上げていきましょう」と呼び掛けている。(虎谷綾子)



◎サ高住 ネットで分かりやすく ビイエフネット、サイト開設

 ホームページ製作運営会社、ビイエフネット(函館市本町8、安達智紀社長)はこのほど、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の専門サイト「いきいき60プラス」を開設した。函館市内や近隣市町のサ高住を個別に分かりやすく紹介している。

 サ高住は高齢者住まい法の改正に伴い、2011年10月から制度化された単身、夫婦世帯の高齢者を対象とした住宅で、近年、函館市内や近隣でも建設が盛ん。全国各地にも情報を発信したいというサ高住側と、住宅選びの際の情報収集を容易にしたいという入居希望者双方の要求に応えようとサイトを開設した。

 サイトでは函館、北斗の2市と七飯町の15カ所を紹介。それぞれ介護サービス利用者向けの「介護型」、介護が今のところ必要でない「自立型」とタイプに分け、さらに個別に月額・契約時の費用や入居条件、サービスの内容、提携している医療・介護施設、室内の写真などを掲載している。

 各住宅の資料をダウンロードでき、サ高住の概要を解説したコンテンツもある。

 今後さらに紹介住宅を増やしていく考えで、同サイト担当の川邉統達さん(30)は「年を重ねると住まいに対する不安は募る。住宅探し際の情報収集に生かしてほしい」と話す。

 アドレスはhttp://iki60.bfnet.jp 問い合わせは同社(TEL0138・56・1099)へ。(鈴木 潤)


◎浜分小6年の町井さん 北斗市民栄誉賞受賞

 【北斗】北斗市は、昨年8月の全国小学生陸上競技交流大会女子100メートルで優勝した町井愛海さん(12)=北斗浜分小6年=に市民栄誉賞を贈ることを決めた。受賞は5人目で、小学生の受賞は2010年同大会女子走り幅跳び優勝の横山実菜さん(受賞は11年2月)以来2人目。表彰式は2月1日。

 町井さんは小学3年から本格的に陸上を始め、100メートルの自己ベストは12秒87。全国大会では予選、準決勝、決勝とすべて12秒台をマークする圧巻の走りで制した。

 昨年11月からは、女子100メートル、200メートルの日本記録保持者、福島千里選手らが所属するハイテクAC(恵庭市)のジュニア部に所属しながらレベルアップを図っており、一層の活躍が期待されている。

 受賞に町井さんは「うれしいです。全道中学で優勝し、全国出場する今年の目標に向けて励みになります」と話し、父真吾さん(40)も「ありがたいこと。周囲の期待をモチベーションに変えて頑張ってほしい」と期待を寄せる。

 これまで09年全日本中学校陸上競技選手権大会女子800メートル優勝の岡田芽さん、10年バンクーバー冬季五輪アルペンスキー日本代表の佐々木明さん、12年ロンドン五輪バドミントン男子日本代表の佐々木翔さんが市民栄誉賞を受賞している。(鈴木 潤)

合わせて大会を成功させたい」と意気込みを語っていた。(柏渕祐二)