2014年1月26日 (日) 掲載

◎冬の大沼楽しい! 寒感カフェ&アクティビティ開始

 【七飯】冬の大沼を舞台に新しい遊びを提案する「大沼・寒感カフェ&アクティビティ」が25日、レストラン「ターブル・ドゥ・リバージュ」(町大沼町141)周辺で始まった。来月28日までの開催で、さまざまな体験観光メニューが満喫できる。

 今回が初開催で、大沼アウトドアスポーツ推進協議会とNPO法人大沼・駒ケ岳ふるさとづくりセンターの主催。

 初日は氷のグラスづくり、ころころアイスづくり、スノーボールブラスターの3種類のアクティビティと、食事が楽しめる氷上テラスを用意。訪れた子どもたちは、雪玉を詰めて発射させる専用の銃で的当てをするなど、雪遊びを楽しんでいた。

 七重小1年の佐藤春心さん(6)は「凍った湖の上で遊べて楽しい」と笑顔だった。

 料金などの問い合わせは同協議会(TEL0138・67・1726)へ。(柏渕祐二)



◎お気に入りの温泉みつけて 桧山振興局がHPで紹介

 桧山振興局は公式ホームページ(HP)で、管内7町の日帰り温泉施設の詳細を紹介している。住民が多く利用する浴場や山奥の秘湯、離島の湯船など計24施設(昨年末現在)で、「桧山には個性的な温泉が点在している。観光客にもお気に入りの湯を見つけてほしい」と利用を呼び掛けている。

 「日帰り ひやま温泉ガイド」と銘打ち特設コーナーを設置。管内を北部、南部、奥尻の3地区に分けて各施設の地図と住所、泉質、入浴料、営業時間、料金、ドライヤーの有無、浴場内の写真などを並べている。

 また、HP上で「温泉大好きコンテスト」を実施し、はがきか電子メールでアンケートに応募すると抽選で50人に「檜山・新幹線開業記念手ぬぐい」が当たる。締め切りは2月28日(当日消印有効)。

 コンテストの結果はHPで上位3施設を紹介する。  問い合わせは同振興局新幹線観光対策室観光振興係(TEL0139・52・6642)へ。(田中陽介)



◎橋りょう長寿命化で脚光 池田工業

 建設されてから数十年以上が経過して老朽化した橋りょう。国の方針で補修の長寿命化工事が道南でも盛んに行われている。その流れの中で、高い技術と環境への取り組みが脚光を浴び、北斗市中野通の塗装、建設業、池田工業(池田修社長)が工事の受注量を大幅に増やしている。池田社長(67)は「30年間培った技術でこれからも橋りょうの長寿命化を支えていきたい」と話している。

 同社は1980年に創業して以来、タンクやプラント、船舶の塗装をメーンに行ってきた。それらは「重防食塗装」といわれ、道南でも手掛けることができる企業はごくわずか。道内でも施工できる企業はそれほど多くないニッチな業界だ。

 重防食塗装では塗り直しをする際に一度古い塗装をはがさなければならない。その作業は、砂状の研削材を高圧で吹き付ける「サンドブラスト工法」、水を高速で吹き付ける「ウォータージェット工法」の2つが主流。同社もそれらの工法で施工しているが、環境に配慮している点が大きな特徴。

 サンドブラスト工法では研削材は塗装膜と一緒に廃棄物となるが、同社はそれらを分離する機械を導入し、研削材を再利用している。廃棄物として処理するのはペンキの膜だけ。ウォータージェット工法も同様に極力廃水にならないように工夫している。「大幅なコスト削減につながっており、環境への負荷も少ない。これほどこだわっている企業は国内でも数社しかないのではないか」と池田龍哉専務(43)。

 一昨年あたりから国や道、自治体が発注する橋りょうの長寿命化工事が増え始めた。同社の技術は注目を集め、下請けとして仕事量が飛躍的に増加。昨年は道内で13の橋の工事に参加した。

 ペンキと研削材を分離する機械は独自の研究、開発の成果。ほかにドイツやアメリカからも機材を購入するなど設備投資意欲は旺盛だ。その理由は、約30人の従業員の平均年齢が30歳と若いことにある。池田社長は「『仕事は見て覚えろ』というような職人的な育て方はしておらず、新しい機材の導入を積極的に進めることで経験の少なさを補っている」と語る。

 長寿命化工事をしなければならない橋はまだまだあり、さらに事業を拡大し、従業員も増やす考えだ。近く北洋銀行が取り扱う環境に配慮した企業が対象の私募債「北洋エコボンド」を発行し、資金を調達する計画もある。池田社長は「雇用を増やすことが地域への最大の貢献。3年後には50人まで増やしたい」と意気込んでいる。 (松宮一郎)


◎受験生の合格応援 験担ぎグッズ販売や宿泊プラン

 本格的な受験シーズンを迎え、函館・近郊の文具店やホテルでは、応援グッズや宿泊プランをそろえ、受験生の合格を後押ししている。

 石田文具(北斗市七重浜2)では、定番のえんぴつや消しゴムなど合格祈願グッズを扱う。特に目を引くのは今シーズン入荷したばかりの、そろばんをモチーフにしたキーホルダー(1050〜1260円)。そろばんの縦1列(5珠)を合格などが印字された木枠で囲み、珠が5か9にしかならないように固定し、「5か9(合格)お守り」と縁起を担ぐ。

 このほか、5角(合格)のえんぴつや消しゴム、「必勝」と書かれた下敷き、ストッパー付きで中の書類が落ちない「落ちないファイル」と多彩。後藤理香店長は「高校入試や大学の2次試験なども控えており、縁起担ぎにどうぞ」と話す。

 函館市内のホテルでは、受験生向けの格安、応援プランを3月末まで提供。スマイルホテル函館(若松町20)は、合格の験担ぎにチョコレート菓子「キットカット」(きっと勝つ)付きのプランを用意。宿泊料は1人3000円からで、同ホテルのプランの中でも格安という。 道教育大函館校の受験生が多く利用する、アネックスホテルテトラ(梁川町3)は、「受験に勝つ」という意味を込め、夕食にカツカレーが付くプランが1人5000円から。このほか、素泊まりやコンビニエンスストアの買い物券が付いたプランも用意している。 (虎谷綾子)