2014年1月4日 (土) 掲載

◎「ねばねば本舗」で初売り、福袋やマコンブ詰め放題

 ガゴメコンブのアンテナショップ「がごめ昆布ねばねば本舗」(函館市若松町19、田中理絵店長)は3日、初売りに合わせてガゴメ製品9点を詰め合わせた福袋を販売した。また、店内の商品を1点買うと、マコンブの詰め放題サービスも5日まで行っている。

 コンブは「よろこんぶ」の語呂合わせで縁起がいい食べ物。より多くの人にガゴメをPRしようと、福袋、詰め放題とも初めて企画した。

 福袋の中身は、がごめ刻み昆布(細切り)、磯のり、函館がごめとろろ昆布、がごめ雑炊プレーン味、同みそ味、がごめ昆布餅、がごめだしぽんドレッシング、がごめ浅漬けの素(もと)、真昆布。普通に購入するより約2000円お得とあって、開店と同時に買い求める客でにぎわった。午後2時ごろ限定10個が売り切れた。

 詰め放題では、用意した袋に黒々としたマコンブを、買い物客が目いっぱい詰め込んでいた。

 一番乗りした市内美原3の石井敏信さん(72)は「健康のため、コンブやワカメなどを多く食べるようにしている。福袋が楽しみ」と話していた。

 店内には「ガゴメマン」も登場し、子どもと一緒に写真を撮るなどして愛嬌(あいきょう)を振りまいた。

 午前10時〜午後6時。問い合わせは同店(0138・27・4777)へ。(山崎大和)



◎木古内で成人式

 【木古内】渡島、桧山管内のトップを切って3日、木古内町で成人式が開かれた。色鮮やかな振り袖や袴、スーツ姿で式典に臨んだ新成人は夢や抱負を語り、多くの来賓や保護者らの祝福を受けながら、大人の仲間入りを果たした。

 町教委によると、木古内町の新成人対象者は50人(男性26人、女性24人)。町ファミリースポーツセンターで開かれた式典には42人が出席した。

 出席者は町賛歌を斉唱、新成人を代表して多田利也さんと島崎有沙さん(ともに20)が町民憲章を朗読し、ほかの新成人も続いた。式辞で大森伊佐緒町長は「次世代を担う皆さんは行動力があり想像力は無限。いつの日かそれぞれの立場で地域社会に貢献していただけることを期待し、どこにいても古里の発展を応援してほしい」と祝いの言葉を送った。

 自己紹介では、学生生活を満喫している様子や仕事を頑張っていることなどを報告。家族に向けて「立派な社会人になって恩返しします」などと伝えていた。上野しずくさん(20)が謝辞を述べ、参加者全員で祝杯を挙げた。

 陸上自衛隊真駒内駐屯地に勤務する佐渡雅樹さん(20)は「今まで支えてくれた人への感謝を忘れず、親に恩返しがしたい。成人式を契機に何事にも頑張りたい」と話していた。同日には八雲町でも成人式が行われた。(小杉貴洋)



◎野外劇の水上舞台、新工法での設営検討

 NPO法人市民創作「函館野外劇」の会(中村由紀夫理事長)は、毎年夏に五稜郭公園で開いている「函館野外劇」の水上舞台を、新工法で設営することを検討している。2月にも決定する見通しだ。

 水上舞台はこれまで、潜水作業員が鉄パイプを水底に打ち込んで骨組みを作っている。しかし、東日本大震災の影響で潜水作業員の確保が難しくなり、その経費もかさんでいる。

 同NPOは、野外劇大使を務める室蘭工大教授の加賀壽さんを介して、西胆振の異業種交流団体「産学交流プラザ『創造』」(北山茂一会長)に新工法のアイデアを求め、無償で新たな舞台設営法の提案を受けた。

 新工法は、発泡スチロールを使った「浮桟橋方式」。桟橋の上から水底に舞台を固定する鉄パイプを打ち込むことができ、潜水作業員を使わずに作業ができるという。「野外劇の30人程度の踊りにも十分に耐えられる設計。費用も大幅に軽減される」と北山会長。

 同NPOの里見泰彦事務局長は「良いアイデアをいただいた。今月中にも理事会を開き、前向きに協議を進めていきたい」としている。(金子真人)