2014年8月15日 (金) 掲載

◎乙部でビーチクイーンコンテスト

 【乙部】全国でも数少ない水着姿でパフォーマンスを競う「ビーチクイーンコンテスト」が14日、元和台海浜公園で行われた。10人が出場し、愛らしい笑顔で大勢の心をつかんだ。

 元和台海のプールまつり(元和台マリンフェス実行委主催)の目玉の一つで、高校生以上の女性がステージに立った。自己紹介や乙部との関わり、決めポーズを披露した。

 出場者の家族や大勢の来場者が大きな声援を送り、審査員も「例年以上の盛り上がりと熱気」と講評。審査の結果、江別市の大学2年の菊池小春さん(20)が17歳のとき以来2度目の優勝を飾った。菊池さんは「本当にうれしい。今度は3回目の優勝ができるようにダイエットしてきます」と笑顔だった。

 2位は土井みずきさん(22)、3位は平神里花さん(21)でともに東京の大学4年生。2人は「また乙部に来たい」と声を弾ませていた。参加者には豪華景品が用意されたほか、終了後には急きょ撮影会≠ェ設けられ大いに盛り上がった。(田中陽介)



◎「てくてくはこだて」好評

 函館に精通したまちあるきガイドが名所を紹介する「てくてくはこだて」が好評だ。西部地区やベイエリア、五稜郭などテーマごとに7コースを設定し、観光客だけでなく市民の利用も多い。ガイドブックでは気がつかない函館の魅力を伝える取り組みとして、利用者から高い評価を受けている。

 北海道国際交流センター(HIF)内事務局によると、7月は103人が参加し、昨年の同時期と比べ3倍以上に増えた。お盆休みに重なるこの時期は連日、予約が入っているという。

 特に人気なのは、夜にスタートする元町地区のライトアップされた建物をめぐるコースで、今年から始めたスイーツ店の紹介、土方歳三にまつわる箱館戦争関連の案内も申し込みが多いという。事務局は「函館を訪れたことのある観光客でも、じっくりと見て回りたいと申し込む人や、転居してきたばかりで函館をもっと知りたいと参加する市民も多い」とする。

 14日に初めて函館を訪れた横浜市の会社員倉井健一さん(54)と理英子さん(42)夫妻は、函館まちあるきネットワークのガイド高橋潔さん(69)の案内で「函館を満喫!ぐるっと元町エキゾチック散歩」のコースに参加した。

 高橋さんは度重なる大火の経験から防火を意識したまちづくりが進められた歴史や、教会群、坂の景色の楽しみ方などを案内し、約1時間半かけて散策。倉井さん夫妻は「地元の方のお話なので歴史の重みも感じられ、聞きながら見て回るので、説明が身に入ってくる感じがします。坂の風情や建築物も面白いですね」と話していた。

 9月28日まで。各コースの所要時間は1時間半〜2時間程度。希望日前日の午後5時まで申し込む。参加費は1000円(2コース目以降は500円)。問い合わせは事務局(TEL0138・22・0770)へ。(今井正一)



◎北日吉小6年の中村君の研究 「科学の芽」に掲載

 小中高生の科学や自然への関心を高めることを目的にした「科学の芽コンクール」(筑波大主催)の受賞作品をまとめた本がこのほど刊行され、函館北日吉小学校6年の中村一雄君(12)の研究内容が掲載された。2年前に同コンクール最優秀賞を受賞した「アサガオの不思議な芽」と題した研究が紹介されている。

 掲載された本は、同大が2年に1回刊行する「もっと知りたい!『科学の芽』の世界 PART4」(B5版約250n、税込み1944円)で、2012、13年の受賞作品を紹介している。中村君は当時4年生だった12年に、最優秀賞に当たる「科学の芽」賞を受賞。同大によると、小学生部門には全国から874作品の応募があり、同賞の受賞は道内で初めてという。

 中村君は1年生の夏休みにアサガオを栽培した際、双葉の後に出てくる芽に関心を持ち、3、4年生の時に芽の成長に関する実験を行った。双葉の間から出てきた最初の芽をつみ取り、10個育てて観察するなど6回の実験を行い、図や写真を使って分かりやすくまとめた。本では実験方法や結果、研究目的などが紹介されている。

 中村君は「2年間の研究が1つの形として本で紹介され、とてもうれしい。本には自分がやっていないいろんな分野の研究があり、勉強になる。今後は今回の実験をさらに発展させていきたい」と話している。(平尾美陽子)


◎新駅周辺の商業地販売へ、北斗市が公募

 【北斗】市は北海道新幹線新函館北斗駅前の土地区画整理事業で造成した保留地(商業地)3区画分を新たに販売する。25日まで購入希望者を公募し、申し込み多数の場合、9月1日、公開抽選を行う。

 販売する土地は@3街区6番(1892・93平方b)A7街区2番(2048・82平方b)B8街区2番(494・32平方b)で、販売価格はそれぞれ6220万5000円、6491万7000円、1307万6000円。いずれも駅から南側に200〜300bほど離れた位置にある。

 3カ所以外に昨年から販売中の4街区7番(608・70平方b、1996万3000円)も引き続き、購入を呼び掛けている。

 北海道新幹線開業から1年以内に店舗や事務所など商業用建物を建設することが条件。1階部分を住宅とする建物、マージャン、パチンコ店、射的場、畜舎などは建てられない。

 今のところ、駅前にはレンタカー業者3社が進出を決めているほか、道営住宅の建設が決定している。

 申し込み、問い合わせは市新幹線対策課(TEL0138・73・3111)へ。(鈴木 潤)