2015年11月8日 (日) 掲載

◎ずーしーほっきー大きい! ふわふわドーム登場

 函館北昭和小学校(伊藤克美校長、児童269人)で7日、PTA主催の「子どもまつり」が開かれた。開校40周年と来年3月に迫った北海道新幹線の開業をともに祝おうと、北斗市のキャラクター「ずーしーほっきー」を模した高さ5メートルのふわふわドームが登場し、子どもたちの笑顔を誘った。

 ドームの制作を手掛けた広告業の「チェリーパイ」(函館市石川町)の浅野裕美社長が、深澤昌明教頭の妹であることから実現。10月末に北斗市で初お披露目されて以来、2度目の登場となった。中で飛び跳ねるのに合わせて、ずーしーほっきーの目と腕が動く仕様で、列を作った子どもたちの注目を集めていた。

 このほか、6年生の保護者を中心に協力して作ったお化け屋敷や、校内5カ所を巡って景品をもらうスタンプラリー、手作り品の販売などがあり、大勢の親子が楽しいひとときを過ごした。

 クラスメートと訪れた1年の浅利涼葉さん(7)は「ずーしーほっきーは新聞で見て知っていた。たくさんジャンプして楽しかった」と話していた。(稲船優香)



◎ハトいたずらか 異物付着「鳥には致命的」

 函館市松風町の公園で、白いテープのようなものが付着したハトが見つかったと、会社員男性から函館新聞に写真と情報が寄せられた。専門家は「人のいたずらで飛べない可能性も高く、鳥にとっては致命的」と指摘。野鳥への虐待が社会問題になる中、男性も「なぜこんなことを」と憤っている。

 5日午前6時40分ごろ、大門地区にある月光仮面の像付近で、通勤途中の会社員男性(54)がこのハトを目撃した。写真では、頭部と胴体右側の尾羽に平行する形で、白い物がついているのが確認できる。男性によると10羽ぐらいいたが「すぐに異変に気付いた。家を出る前にテレビのニュースで鳥の虐待問題をやっていたので、まさかと思った」と語る。

 元知内町職員で日本野鳥の会会員の竹田徹夫さん(64)は「尾羽は飛行機の尾翼と同じで、異物がつくと飛んだり着地の際に困難になる。頭のてっぺんにテープがつくことは自然界ではあり得ない。人間がハトを捕まえて貼りつけた可能性が高い」とみる。

 兵庫県伊丹市の公園では今月4日、胸に吹き矢と思われる矢が刺さったカモが見つかり、話題となっていた。(田中陽介)



◎万年橋小同窓会が発会

 来年度開校90周年を迎える函館万年橋小学校(鳥羽栄治校長)で7日、同窓会の発会式が行われた。同校は少子化の影響で、市全域による学校再編計画の対象校となっており、存続を心配する卒業生や地域の声が発会を後押しした。同会は、さらなる同窓生の登録に力を入れる。

 同校は1927(昭和2)年1月開校し、今年3月末までに1万737人が卒業している。東京在住の卒業生でつくる「東京万年橋会」(朝倉敏夫会長)の会員らの協力で、鳥羽校長らが今夏から設立準備にかかっていた。7日現在、登録者は183人。

 式は卒業生76人が出席。校歌を歌うなどして交流を深めた。鳥羽校長はあいさつで「登録のない年代もあるなど名簿作成は難航している。声を広げ、知っている人がいたら事務局に一報を」と呼びかけた。

 同窓会の会長に選出された同校PTA会長の橋本篤さん(72年卒)は「多くの出会いや絆が持てる会にしたい。たとえ学校がなくなるようなことがあっても、存続していけるような強いつながりを作る」と話した。市内在住の横山房子さん(55年卒)は「年賀状のやり取りをする同窓生がいるので今回のことを伝えたい」と話していた。(半澤孝平)


◎安さが魅力 梁川交通公園 入園3万8000人 8年連続増加

 函館市の梁川交通公園(梁川町24)の今シーズン(4〜10月)の入園者数は、昨年から1663人増の3万8165人で、8年連続の増加となった。売り上げも約15万円伸ばし、429万1440円と、2年連続で400万円台を記録した。市市民部は昨年から、青森県の小学校に修学旅行の自主研修で利用してもらえるようPRに努めたほか、民間企業からの寄贈品による同公園の魅力アップが奏功したとみている。

 同公園は幼児、小中学生を対象に交通知識やマナーを学んでもらおうと1969年に開設。同様の交通安全教育施設は、現在道内に十勝管内の本別町と函館のみで、8月を中心に道内外から多くの親子連れが来園。開園当初から函館中央交通安全協会に業務委託しており、2006年から同協会が指定管理者となっている。

 今シーズンはオープンに合わせて、交通信号機の設計などを扱う保工北海道(札幌市)が人気のゴーカートコース内の車両用信号灯を4灯、新栄電業が交通標識などを寄贈し、園内の見栄えは美しくなった。昨年に引き続き、市内小学校の新1年生に無料試乗券を送付したほか、青森県の小学校に問い合わせ同公園について広報したところ、5、6人のグループで来園する児童の姿が見られた。

 収入は1回60円のゴーカート使用料のみで、9、10月の土・日曜日も悪天候が多かったことから、売り上げ幅は微増。ただ、利用者へのアンケート調査では値段の安さを評価する声がほとんどで、リピーターとなる人も多いという。

 市は今後も市内外へのPRを行い、利用客の呼び込みを図る。来年は平日の昼間など子どもの利用が少ない時間に合わせ、高齢者向けの交通安全教室を開き、同公園の有効活用に取り組む考え。市交通安全課は「多くの方々に交通安全教育を普及するためにもPRに努めたい」としている。(蝦名達也)