2015年2月2日 (月) 掲載

◎まち彩る幻想の明かり シーニックdeナイト始まる

 函館市や近郊の道路などをワックスキャンドルのほのかな明かりで幻想的に彩る「シーニックdeナイト」(実行委、まちあかり推進実行委主催)が1日から始まった。

 地域の魅力を道でつなぎ、美しい環境づくりを目指す「シーニックバイウェイ北海道」と連携して、2006年度から毎年開催。本年度で9回目を迎えた。昨年12月には「北斗市・上ノ国・福島・江差」方面で同イベントを開いた。

 この日は、市地域交流まちづくりセンター(まちセン)と市縄文文化交流センターの2会場で行われた。

 まちセンでは108個のキャンドルに1時間ほど火がともされ、市の「景観形成指定建築物」に指定されている歴史的建造物がロマンチックな雰囲気を演出。道行く人たちが足を止め、夜の街並みの中で温かに揺れる明かりを存分に堪能していた。

 市内在住の男性(28)と女性(24)のカップルは「初めて見ましたが、すごくきれいです」と笑顔を見せていた。

 次回開催は、7日に噴火湾パノラマパーク(午後5〜6時半)、函館新道(同)、大沼公園(同5〜6時)で、14日に函館朝市ひろば周辺(午後5時〜6時半)を予定している。   (斎藤彩伽)



◎思い出と期待を胸に 市内トップ ラ・サール高で卒業式

 函館ラ・サール高校(フェルミン・マルチネス校長)は1日、函館市内の高校のトップを切って卒業式を行った。53期生の卒業生180人が未来への期待を胸に、思い出の詰まった学びやを巣立った。

 フェルミン校長は、一人一人に卒業証書を手渡し、「イエスは真のブドウの木。枝はラ・サールファミリーで、皆さんはその枝につながる小さな枝。皆さんはイエスとつながっており、これから大学生や社会人として関わる相手のために、豊富な実りを与えていくに違いない」と激励した。

 在校生を代表して渡部朔太郎君が「先輩方から、規則を守る大切さや困難に打ち勝つ強い心、目標に向かい努力することなどを教わった。先輩が刻んだ歴史と伝統を後輩へ継承していく」と誓った。

 卒業生代表の斉藤大志君は「3年間で築いた友人関係は今後も続き、この学びやで過ごした思い出とともに、未来をやさしくともす。家族や教職員、友人、後輩などの支えに心から感謝したい」と述べた。

 卒業生は、3年間の思い出を振り返るスライドショーを視聴し、聖ラ・サール賛歌を斉唱。級友や恩師との別れを惜しんだ。 (稲船優香)



◎アジア競技大会陸上110㍍障害4位入賞 増野さんに市民栄誉賞 

 【北斗】北斗市の功労者表彰式が1日、同市総合文化センターで行われ、昨年9月のアジア競技大会陸上110㍍障害で4位入賞した市出身の増野元太さん(国際武道大3年)に市民栄誉賞が贈られた。保健医療や産業振興などに尽力した市政功労者11個人・団体を表彰したほか、各種競技やコンテストで全国大会出場など優秀な成績を収めた小中学生28個人・団体にも表彰状と記念品を贈り、栄誉をたたえた。 (鈴木 潤)

 同表彰式は合併記念日の2月1日に合わせて行っている。冒頭、高谷寿峰市長が「受賞を契機に本市のさらなる発展のためにご尽力を」と式辞を述べた後、表彰状の授与が行われ、受賞者に表彰状が贈られた。市民栄誉賞は増野さんの代わりに父親の芳幸さん(64)が高谷市長から賞状を受け取った。

 保健衛生の向上に貢献した鹿角美季子さん(母子保健推進員)が受賞者を代表し謝辞を述べ「賞は終生忘れることができない栄誉。この受賞を契機に市の振興、発展に貢献していく決意」と述べた。

 増野さんの市民栄誉賞に芳幸さんは「まだまだ通過点。自分の目標に向かってさらに精進してほしい」と飛躍を期待していた。

 市政功労者の受賞者、各種競技などで優秀な成績を収めた小中学生は次の通り(敬称略)

 ◇市政功労者

  ▽地方自治の進展に貢献=寺澤十郎、木村英一、和田勝雄

 ▽保健衛生の向上に貢献=成田康美、藤崎俊英、村岡淳、鹿角美季子、さくら子ども会

 ▽産業の開発・振興に貢献=丹内栄、濱谷重美

 ▽特別顕著な功労=北斗市女性消防クラブ連合会

 ◇優秀成績者(小学生)

 ▽陸上=町井大城(浜分5年)

 ▽バドミントン=5年生以下ダブルス/川村柊斗(久根別5年)・今海智(上磯5年)、小山内康晴(上磯4年)、篠沢優衣舞(久根別2年)

 ▽空手=佐藤康晟(浜分6年)楠川瑞季(久根別6年)島村唯那(上磯4年)武田大聖(上磯1年)

 ▽相撲=木村陸人(沖川5年)

 ▽ハンドボール=北斗ハンドボールクラブ

 ▽青少年読書感想文コンクール=伊藤ゆず(上磯2年)  ▽吹奏楽=山口ちひろ(上磯中1年)、久根別小吹奏楽部アンサンブル

 ◇同(中学校)

 ▽陸上=山田惟人(上磯3年)佐々木速斗(同2年)町井愛海(浜分1年)

 ▽柔道=高田恭汰(上磯3年)

 ▽水泳=鹿角美羽(石別2年)

 ▽サッカー=浜分中サッカー部

 ▽野球=北斗ベースボールクラブ

 ▽空手=上磯中空手部男子団体(組手)

 ▽吹奏楽=秋山未来、宇野佑来(以上上磯3年)

 ▽絵画=三川丈斗、宮本凛玖(以上上磯3年)、元木美香、佐藤友南(以上上磯1年)


◎思い出と期待を胸に 市内トップ ラ・サール高で卒業式

 函館ラ・サール高校(フェルミン・マルチネス校長)は1日、函館市内の高校のトップを切って卒業式を行った。53期生の卒業生180人が未来への期待を胸に、思い出の詰まった学びやを巣立った。

 フェルミン校長は、一人一人に卒業証書を手渡し、「イエスは真のブドウの木。枝はラ・サールファミリーで、皆さんはその枝につながる小さな枝。皆さんはイエスとつながっており、これから大学生や社会人として関わる相手のために、豊富な実りを与えていくに違いない」と激励した。

 在校生を代表して渡部朔太郎君が「先輩方から、規則を守る大切さや困難に打ち勝つ強い心、目標に向かい努力することなどを教わった。先輩が刻んだ歴史と伝統を後輩へ継承していく」と誓った。

 卒業生代表の斉藤大志君は「3年間で築いた友人関係は今後も続き、この学びやで過ごした思い出とともに、未来をやさしくともす。家族や教職員、友人、後輩などの支えに心から感謝したい」と述べた。

 卒業生は、3年間の思い出を振り返るスライドショーを視聴し、聖ラ・サール賛歌を斉唱。級友や恩師との別れを惜しんだ。 (稲船優香)